YouTube番組「佐賀新聞社長、 #中尾清一郎 さんに聞く、 世界の分断、人はなぜ幸せになれないのか」では、佐賀新聞社長・中尾清一郎氏と脳科学者・茂木健一郎氏が、現代社会の分断と人間の幸福について熱く語り合った。

冒頭、中尾氏は「政治も経済も文化も、今はすぐ分断とか言うけど、社会が一体化しているのに人間が幸せになれないのはなぜか」に関心があると打ち明ける。さらに「チャップリンが独裁者の中で、飛行機とラジオは人間を近づけたと言ったけど、その後も社会は幸せになってない。同じ疑問を持っている」と引用し、情報が瞬時に届く現代でさえ、幸せが訪れない現状に違和感を示した。

また、中尾氏は「AIに尋ねればほぼ的確な答えが返ってくるのに、人間の知力が高まらないのはなぜ?」と問いかけ、「誰も幸せになっていない理由が本当に分からない」と本音を吐露。「啓蒙主義に対する極めてアンチテーゼ」と自身の問題意識を説明し、「世界は絶対善を提示していいと思う。何やっても法に触れなければ許される、みたいな空気があるけど、ならぬことならぬは日本人の最後の道徳的牙城だ」と、“人の道”の必要性を主張した。

現代について「生息領域は狭まってるが、戦争よりはマシ。明治以降、僕たちの世代は最も幸せな世代だったと思う」と自省を交え、「我が人生に悔いなしですか?」という問いには「悔いはあるが、他世代と比べて贅沢な悩み」と語る。また、日本のこれまでについて「大したことない国なのに、よくぞここまで世界に食い込めた」と評価し、「戦後に日本が世界第二の経済大国になったのは、強烈でよくやった」と日本の成し遂げた軌跡を強調した。

将来について問われると、「この国は今後も世界12位以内には絶対に入れる。ただ、超高齢化社会で、どうやったら年寄りが死ぬまでに金を放させるかが重要だ」と“老後2000万問題”を例に指摘。動画は「金を放させなきゃいけない。」と締めくくられた。

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