動画『自分の意見は、生態系の中の一つという、心細さと、頼もしさ』に登場した脳科学者・茂木健一郎氏が、「自分の意見」に対する独自の視点を語った。茂木氏は、様々な人々を見てきた中で、「自分の意見にとらわれすぎちゃうとか、自分の意見を絶対しすぎない方が、やっぱりしなやかな人生を生きられる」と指摘。個人の意見を大切にしつつも、それだけに囚われない柔軟性の重要性を説いた。

茂木氏は、「大切なことは自分の意見を生態系の中で捉えること」と強調。「人間の社会っていうか、生態系の中でここにいる生き物なんだっていうか、全体がジャングルだとすると、ジャングルの中で咲いている本当に小さな花、可憐な花、それが自分の意見なんだ」とたとえることで、数多くある意見のうちの一つが自分の見解と説明した。また、「自分も意見を持っているわけだけど、それは持っていいんですよ。ぜひ持ってください」と、意見を持つこと自体の大切さを肯定。「だけど同時にそれは、世の中にある1万、10万、100万の意見の一つに過ぎないよって思うと、生き方の力が降りますよね」と心の余裕が生まれるとも語った。

意見に固執しがちな人については、「自分の意見にとらわれちゃっている人って、それを主張しないといけないんだとか。例えば仲間を見つけて、着替う仲間だけでそうだよね、そうだよねって言い合っているっていう。でもそれって寂しくないですか」と指摘。世界の広がりと他者へのリスペクトの意味についても言及した。

動画の締めで茂木氏は、「自分の意見が世界の中の本当にごく小さなものだという心細さと同時に、でも自分はそういう意見を持っているという頼もしさ。この心細さと頼もしさを両方引き受けることが僕は生きる知恵なんではないか」と語り、生態系の一つとして自分の意見を持つことの大切さと謙虚さを訴えた。

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