後半頭から投入された白井(左)。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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[高校選手権・準決勝]前橋育英(群馬)3−1東福岡(福岡)/1月11日/国立競技場

 1月11日に開催された第103回全国高校サッカー選手権の準決勝で、7年ぶりに頂点を目ざす前橋育英が過去3度の優勝を誇る東福岡と対戦。名門対決を3−1で制した。

 結果的には快勝だったものの、前半は大苦戦。開始11分に左サイドを崩されて伊波樹生に先制ゴールを許すと、その後もペースを握られ、ほとんどチャンスを作り出せずに前半を終えた。

 その前橋育英はハーフタイムに二枚替えを敢行。右サイドハーフにMF白井誠也、ボランチに柴野快仁を投入する。

 とりわけ前者が小気味のいいドリブルで攻撃を活性化するなど流れを変えると、後半3分に敵からボールを奪取した佐藤耕太が持ち込んでネットを揺らし、今大会無失点の相手から同点ゴールを奪う。
【動画】前橋育英・白井誠也のキレキレドリブル→貴重な3点目
 さらに、6分後に佐藤のゴラッソで逆転して迎えた13分に、白井が観衆をどよめかす圧巻のプレーを披露する。敵陣でボールを奪うと、巧みな反転からそのままドリブルで待ち込み、マーカーを次々にかわして一気に独走。一旦、右サイドのオノノジュ慶吏にパスを出し、折り返しにダイレクトで合わせて、3点目を決めてみせた。

 鮮やかな逆転劇をもたらしたのは、小学生時代にバディーSCで日本一を経験している161センチの小柄な2年生ドリブラーだった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)