1984年に初代Macintoshが発表された場所であり、2019年に閉鎖されるまでAppleのイベント会場として使用されてきたフリントセンターが解体され、がれきの山になっています。

Original Mac Flint Center launch venue is finally being torn down

https://appleinsider.com/articles/24/12/18/steve-jobs-original-macintosh-demo-site-is-now-rubble



フリントセンターは1984年にスティーブ・ジョブズが初代Macintoshを発表した場所であり、長らくAppleのイベント会場として親しまれてきました。2014年までAppleの重要な発表イベントの開催場所として利用されており、2014年9月に登場した初代Apple Watchが発表された製品発表会も、このフリントセンターで実施されました。

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しかし、より広い会場を必要としていたAppleは、2017年に完成した新社屋・Apple Parkの一画に「Steve Jobs Theater」という発表会用の新しいイベント会場を設立しています。



Appleがフリントセンターを発表会の会場として使用するようになったきっかけは、Appleが1981年に株式会社として初めて開催した株主総会でした。Appleが初めての株主総会をフリントセンターで開催した理由は、当時のAppleの拠点がカリフォルニア州クパチーノ・スティーブンス・クリーク・ブルバード20863番地にあったためです。この拠点はフリントセンターからわずか半マイル(約800メートル)ほどの距離にあります。

その後、Appleは拠点を移していますが、1984年に初代Macintoshを発表するタイミングでは、カリフォルニア州クパチーノ・バンドリー・ドライブ10260番地に拠点を置いていました。この場所もフリントセンターからわずか1マイル(約1600メートル)弱の距離にあります。

フリントセンターの収容人数は2400人でしたが、観客が2000人を超えるようなイベントが開催されるのは年7回程度で、ほとんどのイベントで空席が目立っていた模様。そのため、2015年に実施された調査では、フリントセンターの予約率がわずか17〜24%程度だったことが明らかになっています。

建物自体も老朽化が目立ち、修復には推定で5000万ドル(約77億円)もの費用がかかると推定されていました。また、古いイベント会場であるため音響問題などで、利用者から苦情が入ることもあったため、最終的に2019年にフリントセンターは閉鎖されました。

それ以来、フリントセンターは放置されたままだったのですが、記事作成時点では解体作業中となっており、がれきの山となっています。フリントセンターの跡地にはクリエイティブアーツビルと呼ばれる新しい建物が建てられる予定です。