【陸上】田中希実 オフシーズンの過ごし方を模索「休み方が上手になったら…」
陸上女子で五輪２大会代表の田中希実（ニューバランス）は、オフシーズンの学びを競技に生かす構えだ。
今季の戦いを終えた女子中長距離界のエースは、「ＴＯＫＹＯ ＲＯＫＵＴＡＩ ＦＥＳ ２０２４」最終日（２９日、東京・味の素スタジアム）にゲストとして参加し、子供たちとランニングを通して交流。「シーズンを終えて日常の中に刺激を見つけるのが難しかったが、子供たちと一緒に走ったことによって、自然と笑顔が出たりだとか、やっぱり走るのはいいなと思ったり、刺激を逆にいただけたので、すごくいい機会だった」と頬を緩めた。
現在はオフシーズンの過ごし方を模索中。「週末のイベントをリフレッシュととらえても、その間（の平日を）をどう過ごすかが難しい。休んでしまうのか、ある程度の緊張感を保つべきなのかは少し迷いがある」と明かした上で「今までぽっかりと空いたようなシーズンはなかったので、そこをうまく過ごすかが大事。逆に休み方が上手になったら、これからシーズンの時にもスイッチの入れ方がもっと上手になってくると思う」と展望を語った。
以前のオフシーズンは家族と過ごすことが多かったが、今回は例年より眺めの休息期間になる見込み。「家族と過ごす時間を取ったりとか、友人と過ごす時間を取ったりとか、１人で過ごす時間を取ったりしたい。何かを見るとかという目的でなく、ただ温泉浸かってまったりするぐらいの、目的もなく過ごす時間があったらいいな」とにっこり。次シーズンへ向けて、気分転換でエネルギーを蓄える。
