J1昇格が決まった町田の太田(左)と黒田監督(右)。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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[J2第39節]熊本 0−3 町田/10月22日/えがお健康スタジアム

 FC町田ゼルビアは10月22日に開催されたJ2第39節で、ロアッソ熊本と敵地で対戦した。勝てばクラブ史上初のJ1昇格が決まる一戦で、44分に宇野禅斗のミドルで先制。後半には52分に郄橋大悟、61分に下田北斗がネットを揺らして、3−0の快勝を飾った。

 今シーズン限りでの現役引退を表明しているDF太田宏介は、この大一番に先発。左サイドから鋭いクロスを何度も供給するなど、交代する64分まで果敢なプレーを披露した。36歳のベテランは、前節のブラウブリッツ秋田戦(2−1)に続く、今季2度目のスタメン抜擢に応え、勝利に貢献した。

「開幕してからのスタートも良かったですし、シーズンを通してほぼ首位に立っていたので、早い段階から昇格は意識していました。そんななかでも、勝てなかった先月やチームとして自信がなくなっている時もありましたけど、ここ2試合で気持ちを見せられたと思います。シーズンを通して、僕も含めて出場機会の少なかった選手たちが、チャンスが来たら貢献するような良いサイクルができていたと思います」
【厳選ショット】J1初昇格を果たした町田ゼルビア!歓喜の選手たちを特集!!|J2第39節 熊本0−3 町田
 また太田は、プロクラブの指揮官に転身して、わずか1年でクラブをJ1に導いた黒田剛監督の手腕を「本当にチームをまとめるマネジメント力であったりとか、ミーティング中の一つひとつの言葉のチョイスや説得力は、今までの監督たちと比べても長けたものがあるなと感じます」と絶賛した。

「試合に出られる、出られない、いろんな感情を持った選手がいるなかで、それを上手く束ねる力は素晴らしいと思います。その黒田さんを男にしたいという想いで、チームとして結束してまとまってきましたし、結果が出てすごく嬉しいです」

 今季は残り3節。町田は次節のツエーゲン金沢戦に勝利すれば、J2優勝も決まる。太田にとっても有終の美を飾ることになるが、「僕の個人的なところは良いですけど、まずはチームとしてホームでしっかり勝って、優勝を決めたいです。監督を胴上げできたら最高だなと思います」と語った。

取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)