ついに日産が新型「GT-R」を発表! まさかの「R35 NISMO」は3000万円級に! 史上最強仕様を発売へ

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日産「GT-R」2024年モデル発売へ

 日産は新型「GT-R(2024年モデル・以下GT-R 2024モデル)」を2023年3月20日に発表しました。発売は4月下旬を予定しています。

16年分進化した新型「GT-R 2024モデル」発売へ

 日産GT-R(R35型)は2007年10月に登場。それまで同社が販売していたスポーツセダン・クーペ「スカイライン」の最高峰モデルである「GT-R」の血統を引き継ぎ、「究極のドライビングプレジャーを追求する」というコンセプトのもと、日産の技術を詰め込んだクルマとして立ち続けています。

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 今回登場するGT-Rは、2023年1月13日に東京オートサロン2023で世界初公開した2024モデルとなり、高次元の車両トータルバランスを追求したといいます。

 フロントバンパーとリアバンパー、リアウイングに空力性能を向上させる新デザインを採用することで、空気抵抗を抑制しながらもダウンフォースを増加。また、タイヤの接地性やハンドリング性能も高めることで、洗練された乗り味を実現しています。

 エクステリアはグリル中央部がボディと同色となり、同時にシャープな形状を採用。ブラックアウトで精悍さを演出したフロントグリルやハニカム形状のLEDライトを装備しています。

 パワートレインは「VR38DETT」型3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、6速のデュアルクラッチトランスミッションと4WDシステムで変更はありませんが、厳格化される車外騒音規制に対応するため新構造のマフラーを採用。

 最高出力(570馬力・NISMOモデルは600馬力)や最大トルクなどのパフォーマンスはそのままに、不要なノイズと振動を低減し綿密に調律された感性に響く「GT-Rサウンド」をもたらすと説明します。

GT-R Premium edition T-spec」では、専用の内装色やサスペンションセッティング、専用カーボンセラミックブレーキなどを特別装備し、しなやかで上質な走りと、意のままに操れる楽しさを両立。

GT-R NISMO」は、日産のモータースポーツ向け部品の設計や製造をおこなう「NISMO」ブランドによってチューニングされたモデルで、2024モデルでは新デザインのリアウイングを高い位置にセットし、空力性能を向上させたほか、「フロントメカニカルLSD」を追加するとともに4WD制御を最適化。

 フロントとリアのトルク配分を制御することでコーナリング性能を向上させ、GT-R史上最高のパフォーマンスを発揮するといいます。

 コーナリング性能の向上に伴い「専用RECARO製カーボンバックバケットシート」も、シート剛性とホールド性を向上させる仕様へと刷新されています。

GT-R NISMO Special edition」では、エンジン内部のピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランス部品を採用し、クリア塗装を施したNISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)などを特別装備しています。

 新型GT-R 2024モデルの価格(消費税込)は1375万円から2138万700円、NISMOモデルは2865万600円から2915万円に設定されています。