げっ、テレビ台の下に入らない!?クリーナーの失敗しない選び方
販売員が床ブラシを説明する場合、図の「床ブラシの種類と特徴」にあるように、タイプを分類しながら説明するケースが圧倒的に多い。まずブレードが回転するタイプと、そうでないタイプの違いを説明した上で「切り替え床ブラシ」はじゅうたんに絡んだ髪の毛やほこりも取りやすい、「ソフトフロアブラシ」は水洗いできものが多い、「エアタービンブラシ」は床や畳を傷つけにくい、「パワーブラシ」はレバーで床ブラシを上下させるといった具合だ。体感デモを交えながら説明を受けると納得するが、ここで購入を急ぐと失敗するケースが多くなる。
●売り場と自宅は環境が違う
なぜならば、あくまでもその場で体感したのは「売り場という広いスペース」であって、自分の家ではないからだ。最初は「掃除機が新しくなってうれしい!」と喜んで使っていても、床ブラシの厚みのせいで、テレビ台の下のスキマに入らずにイライラするというような失敗談は意外と多い。これでは、いくら吸引力が高くて、床ブラシの性能がいいといっても、スムーズに掃除ができず、役に立たないだろう。
床ブラシの機能やスペックは非常に重要だが、実際に自宅で「スキマ」や「狭い箇所」を掃除する場合を思い浮かべることが大切だ。特にペットを飼っているご家庭では「スキマ」や「狭い箇所」にこそ、抜けた毛やホコリなどが溜まりやすいので注意したい。
逆に言えば、販売員はこういった「ユーザーの家庭によって異なる生活環境を良くヒアリングした上で説明すること」が大切となる。
「スキマ」や「狭い箇所」を掃除する際の操作性を確認するのに役立つのが、「手首を回しての確認」だ。ホースの操作部を握って手首を回してみよう。この時に、手首を回しても、床ブラシがスムーズに回りにくかったり、手首を回したときに、床ブラシが浮いてしまうようなクリーナーは避けた方が賢明だろう。
これに加えて、実際に数メートル、本体を引っ張ってみよう。重さが確認できるし、掃除する際に本体を引っ張るときの負荷がどれぐらいかも把握できる。使いやすい操作性を確かめる目安にもなるので、ぜひこれらを体感してから商品を選んでほしい。
掃除機は高いものには10万円程度する機種もあるため、後悔しない買い物をして、新型コロナウイルスによる新しい生活様式を快適で清潔や空間にして過ごしていただければと思う。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)
