ある日突然、激痛におそわれる「痛風」

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 痛風とは、ある日突然、足の親指などの関節が腫れて激痛におそわれる病気で、男性に多い病気です。

痛風の原因となる尿酸は、血液中に溶け込んでいます。

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しかし量が増えると、溶け切らない過剰な尿酸が結晶化して関節に溜まり、強い痛みを引き起こします。

この症状は発作的に起こることから「痛風発作」とよばれ、発作が起こると、2〜3日は歩けないほどの痛みが続きます。

その後、痛みは徐々にやわらいでいきますが、同じような発作が繰り返し起こりやすくなります。

痛風の発作は恐ろしいものですが、痛風の恐いところはそれだけではありません。尿酸値が高い状態を放置していると、糖尿病や脂質異常症、高血圧さまざまな合併症を引き起こす可能性が高まります。

これらの生活習慣病は動脈硬化の最大の危険因子でもあり、複数をあわせもつことによって狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患を引き起こすことがあります。

痛風は生活習慣と密接に関連する病気であるため、日常生活に気をつけることで発症リスクを減らすことが出来ます。

・プリン体を多く含む食品を知っておきましょう
食品中のプリン体が分解され、尿酸になりますので、尿酸値が高い人はプリン体を多く含む食品を控える必要があります。

プリン体を多く含む食品
あん肝、レバー、モツ、白子、牛肉ヒレ、ロース、えび、かにみそなど、主に動物性食品に多く含まれています。

・アルコールを控えましょう
アルコールは肝臓での尿酸産生を増加させ、アルコールが体内で分解される時に作られるアセトアルデヒドは尿酸排泄を阻害すると言われています。とくにビールは他のアルコール飲料と比べてプリン体が多く、エネルギーも高いので特に控えましょう。アルコール飲料の一日に取る目安は、ビールなら、小1本程度、日本酒なら一合弱、ウイスキーならシングル2杯程度、ワインなら200CCのいずれかに抑えましょう。

・水分を十分にとりましょう
水分を多く取り、尿量を多くすることで尿酸の排泄を良くするように心がけましょう。
水分といっても、アルコール飲料、ジュース、缶コーヒー、清涼飲料水などは高エネルギーになりますので控え、水、ウーロン茶、お茶、麦茶などを十分にとりましょう。

・塩分は控えましょう
痛風は、高血圧、高脂血症などを悪化させます。血圧に関係する塩分は控えましょう。

・バランスの良い食事にしましょう
肉や魚に片寄った食事にならないように心がけましょう。このような場合、芋類、野菜、海藻、キノコ類などを適度に取り入れたバランスの良い食事を心掛けることが必要です。

バランスの良い食事は、合併症となる動脈硬化や腎臓病の予防のためにも大切です。

尿酸値が基準値の7.0mg/dlを超えると、血液に溶け切れなくなった尿酸の結晶化が始まり、尿酸結晶が関節やその周辺、腎臓や尿路にたまっていくと言われています。

痛風は、一度発作を起こすと頻繁に起こりやすくなってしまいます。

ご自分の尿酸値を把握しておくことで、痛風発作を未然に防ぐことができます。

自分の数値を知り、病気リスクを知ることで日頃の生活習慣をあらためるきっかけにもなります。

「自分だけは大丈夫」と思い込んでしまうことが一番危険なのです。

[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。