暖房費節約にはヒーターよりエアコン。さらに加湿器がカギ
節約・省エネは一年中のテーマですが、冬から春先までは暖房代がかさみ、いっそう切実。そこで、ムリしすぎない水道・光熱費の節約のワザを集めました。

じつはエアコンをメインにしたほうがおトクって知っていましたか?
リビングでの習慣を少し見直すだけでも、光熱費は大幅に違ってきます。やりがちなNG習慣と、すぐ取り入れたい節約ワザをご紹介します。
【1】エアコンのフィルターを掃除していない
→月1、2回のフィルター掃除でひと冬で約193.6円おトク
エアコンのフィルターがホコリで汚れると、運転効率がダウン。暖まりにくくなり、電気の使用量もかさんでしまいます。エアコンを毎日運転する時季は、最低でも月に1度はフィルター掃除を。フィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取るだけで200円弱も節約でき、暖かさも違いますよ。
※フィルターが目詰まりしたエアコン(2.2kW)とフィルターが掃除してあるエアコンの年間の電気代の差額(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)から、ひと冬での節約額を編集部で算出。
【2】テレビ画面の明るさが最大になっている
→明るさを最大から標準にすると、液晶テレビで年間約600円、プラズマテレビで年間約3340円おトク

テレビ画面の明るさを最大にしている家庭は多いですが、標準の明るさで十分。明るさを調整するだけで、プラズマテレビなら年間で3000円以上も節約! 画面が汚れていると暗く感じるので、ホコリはこまめにふき取って。
※32インチの液晶テレビと42インチのプラズマテレビの画面のそれぞれの明るさを最大から標準にした場合の差額(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。
【3】寝る直前までエアコンをつけている
→寝る30分前までにスイッチをきれば、ひと冬で約159.1円おトク
暖房は運転する時間を少しでも短くすれば、それだけ節約に。寝る30分前にはエアコンのスイッチをきりましょう。部屋の中は十分暖まっているので、そう寒い思いはしないはず。肌寒さを感じるようなら、スイッチをきってから散らかったオモチャや新聞を片づけるなど、体を動かす作業をするといいですね。
※エアコン(2.2kW、設定温度20℃)の暖房運転を1日1時間短縮した場合の年間の節約額、約900円(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)から、ひと冬の間、毎日30分短縮した場合の電気代を算出。
【マメ知識:暖かく寝るには毛布の位置を考えて!】

上がけは、毛布、布団の順でかけるのが一般的ですが、「羽毛布団は体温を吸収して体と布団の間の空気を暖めるので、間に毛布があると暖かな空気層を遮断してしまう場合も。軽い素材の毛布なら、羽毛布団の上にかけた方が暖か」(昭和西川)。
素材や厚さによって毛布の位置を考えるのが、暖かく寝るコツです。
【4】エアコンより電気ヒーターをメインにしている
→エアコンをメインに使うとひと冬で約2526円おトク
持ち運びでき、すぐに暖かくなる電気ストーブやヒーターは重宝しますが、消費電力はエアコンが約490Wなのに対し、電気ヒーターは「弱」でも約670W。部屋全体を暖めるにはエアコンが適しています。電気ストーブやヒーターは補助的に使い、エアコンをメインにすれば、節約できるうえに暖かく過ごせます。
※2.8kWのエアコン(490Wで自動運転)とセラミックファンヒーター(670W、設定:「弱」)を1日9時間運転した場合の電気代(26円、東京電力従量電灯B第2段階電力量料金)から、ひと冬での額を算出。
【5】ストーブやヒーターを壁側に置いている
→窓際に置いた方が冷気が暖まりやすい。ガスファンヒーターの場合、ひと冬で約399.3円のおトク
ストーブやヒーターは、壁際ではなく窓際に置くと省エネに。窓際の冷たい空気から暖まるので、部屋全体にまんべんなく暖かい空気が循環します。ヒーターの設定温度を1℃下げても快適に過ごせるので、ガスファンヒーターならひと冬で約399.3円節約。ただし、ヒーターはカーテンから必ず離してください。
※1日9時間ガスファンヒーターを使い、設定温度を21℃から20℃にすると年間で約1130円節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。状況の設定とひと冬での算出は編集部。
【マメ知識:扇風機は冬でも使える!】

節電意識の高まりのなか、復活した扇風機は冬も省エネの味方。暖房中、扇風機の風を上に向けて送ると、天井近くにたまった暖かい空気がかき混ぜられ、部屋全体に行き渡ります。扇風機で足元からぽっかぽか!
【6】加湿器をつけずにエアコンをつけている
→加湿器をつけると体感温度がアップひと冬で約414.6円おトク

エアコン運転中の室内は空気が乾きがち。乾いた部屋では風邪もひきやすいので、加湿器で適切な湿度に調整しましょう。湿度が15%上がると体感温度が1℃アップするといわれるぐらい湿度調整は大切。エアコンの設定温度を1℃下げても暖かです。
※エアコン(1日9時間運転)の設定温度を21℃から20℃にすると年間で約1170円節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。このデータを基に湿度管理で設定温度を1℃下げた場合のひと冬での節約額を編集部で算出。
【7】アイロンがけは、薄手のものからしている
→ハンカチなどは余熱で十分。早めにスイッチをきれば、年間で約569.4円おトク
アイロンをかけるときは、アイテムの順番を工夫すれば使用時間を短縮できます。シワをしっかり取りたいシャツなどから先にかけ、軽くシワを伸ばすものや薄手のハンカチは、スイッチをきったあとの余熱で。アイロンのスイッチを3分早くきれば、年間で約569.4円節約できます。
※1日1回、1200Wのコードレススチームアイロンの使用を3分短縮した場合の年間の節約額(26円、東京電力従量電灯B第2段階電力量料金)を編集部で算出
【8】床に直接、電気カーペットを敷いている
→カーペットの下に断熱マット(段ボールでもOK)を敷けば、ひと冬で約1452.5円おトク

フローリングで使うことの多いホットカーペットは、直接床に敷くと熱が奪われてしまいます。下に断熱マットを敷いて熱をキープすれば、設定を「強」から「中」にしても暖かで、ひと冬で約1452.5円もの節約に。断熱マットの代わりに段ボールを敷いてもOK!
※電気カーペット(3畳用)を1日5時間使う場合、設定を「強」から「中」にすれば年間で約4090円の節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。ひと冬での算出は編集部。
【9】カーテンが窓全体をおおっていない
→丈の長いカーテンで冷気をブロックし、ひと冬で約414.6円おトク
寒い冬は、部屋を暖めることばかりに意識がいきがちですが、同じくらい大事なのが冷気の侵入を防ぐこと。窓には丈の長いカーテンをつけ、カーテンボックスから床までをおおいましょう。冷気をブロックすれば、エアコンの設定温度を1℃下げても暖かです。暖房中は、部屋のドアを閉めることも徹底して。
※エアコンを1日9時間運転し、設定温度を21℃から20℃にすると年間で約1170円節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。状況設定とひと冬での算出は編集部。
【10】コタツには、コタツ布団しか使っていない
→上がけと敷布団を併せて使えば、ひと冬で約253.7円おトク

コタツは、熱を逃さず閉じ込めることで、より効果的に暖めることが可能。コタツ布団に上がけをプラスして保温効果を上げ、敷布団で床に熱が逃げるのを防止すれば、ぬくぬくしながらひと冬で約253.7円も節約が可能!
※コタツを1日5時間使用したとし、コタツ布団だけの場合と上がけと敷布団を併用した場合を比較すると年間で約710円節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。ひと冬での算出は編集部
※金額は編集部で算出したおおよその目安です(1年は365日、ひと冬は60日で計算)。地域、機器の種類、契約タイプ、部屋の広さなどによっても変わります。
<イラスト/赤池佳江子 取材協力/省エネルギーセンター、東京電力、昭和西川 取材・文/ESSE編集部>

じつはエアコンをメインにしたほうがおトクって知っていましたか?
今日から実践!リビングでできる光熱費や電気代の節約ワザ11選
リビングでの習慣を少し見直すだけでも、光熱費は大幅に違ってきます。やりがちなNG習慣と、すぐ取り入れたい節約ワザをご紹介します。
【1】エアコンのフィルターを掃除していない
→月1、2回のフィルター掃除でひと冬で約193.6円おトク
※フィルターが目詰まりしたエアコン(2.2kW)とフィルターが掃除してあるエアコンの年間の電気代の差額(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)から、ひと冬での節約額を編集部で算出。
【2】テレビ画面の明るさが最大になっている
→明るさを最大から標準にすると、液晶テレビで年間約600円、プラズマテレビで年間約3340円おトク

テレビ画面の明るさを最大にしている家庭は多いですが、標準の明るさで十分。明るさを調整するだけで、プラズマテレビなら年間で3000円以上も節約! 画面が汚れていると暗く感じるので、ホコリはこまめにふき取って。
※32インチの液晶テレビと42インチのプラズマテレビの画面のそれぞれの明るさを最大から標準にした場合の差額(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。
【3】寝る直前までエアコンをつけている
→寝る30分前までにスイッチをきれば、ひと冬で約159.1円おトク
暖房は運転する時間を少しでも短くすれば、それだけ節約に。寝る30分前にはエアコンのスイッチをきりましょう。部屋の中は十分暖まっているので、そう寒い思いはしないはず。肌寒さを感じるようなら、スイッチをきってから散らかったオモチャや新聞を片づけるなど、体を動かす作業をするといいですね。
※エアコン(2.2kW、設定温度20℃)の暖房運転を1日1時間短縮した場合の年間の節約額、約900円(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)から、ひと冬の間、毎日30分短縮した場合の電気代を算出。
【マメ知識:暖かく寝るには毛布の位置を考えて!】

上がけは、毛布、布団の順でかけるのが一般的ですが、「羽毛布団は体温を吸収して体と布団の間の空気を暖めるので、間に毛布があると暖かな空気層を遮断してしまう場合も。軽い素材の毛布なら、羽毛布団の上にかけた方が暖か」(昭和西川)。
素材や厚さによって毛布の位置を考えるのが、暖かく寝るコツです。
【4】エアコンより電気ヒーターをメインにしている
→エアコンをメインに使うとひと冬で約2526円おトク
持ち運びでき、すぐに暖かくなる電気ストーブやヒーターは重宝しますが、消費電力はエアコンが約490Wなのに対し、電気ヒーターは「弱」でも約670W。部屋全体を暖めるにはエアコンが適しています。電気ストーブやヒーターは補助的に使い、エアコンをメインにすれば、節約できるうえに暖かく過ごせます。
※2.8kWのエアコン(490Wで自動運転)とセラミックファンヒーター(670W、設定:「弱」)を1日9時間運転した場合の電気代(26円、東京電力従量電灯B第2段階電力量料金)から、ひと冬での額を算出。
【5】ストーブやヒーターを壁側に置いている
→窓際に置いた方が冷気が暖まりやすい。ガスファンヒーターの場合、ひと冬で約399.3円のおトク
ストーブやヒーターは、壁際ではなく窓際に置くと省エネに。窓際の冷たい空気から暖まるので、部屋全体にまんべんなく暖かい空気が循環します。ヒーターの設定温度を1℃下げても快適に過ごせるので、ガスファンヒーターならひと冬で約399.3円節約。ただし、ヒーターはカーテンから必ず離してください。
※1日9時間ガスファンヒーターを使い、設定温度を21℃から20℃にすると年間で約1130円節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。状況の設定とひと冬での算出は編集部。
【マメ知識:扇風機は冬でも使える!】

節電意識の高まりのなか、復活した扇風機は冬も省エネの味方。暖房中、扇風機の風を上に向けて送ると、天井近くにたまった暖かい空気がかき混ぜられ、部屋全体に行き渡ります。扇風機で足元からぽっかぽか!
【6】加湿器をつけずにエアコンをつけている
→加湿器をつけると体感温度がアップひと冬で約414.6円おトク

エアコン運転中の室内は空気が乾きがち。乾いた部屋では風邪もひきやすいので、加湿器で適切な湿度に調整しましょう。湿度が15%上がると体感温度が1℃アップするといわれるぐらい湿度調整は大切。エアコンの設定温度を1℃下げても暖かです。
※エアコン(1日9時間運転)の設定温度を21℃から20℃にすると年間で約1170円節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。このデータを基に湿度管理で設定温度を1℃下げた場合のひと冬での節約額を編集部で算出。
【7】アイロンがけは、薄手のものからしている
→ハンカチなどは余熱で十分。早めにスイッチをきれば、年間で約569.4円おトク
アイロンをかけるときは、アイテムの順番を工夫すれば使用時間を短縮できます。シワをしっかり取りたいシャツなどから先にかけ、軽くシワを伸ばすものや薄手のハンカチは、スイッチをきったあとの余熱で。アイロンのスイッチを3分早くきれば、年間で約569.4円節約できます。
※1日1回、1200Wのコードレススチームアイロンの使用を3分短縮した場合の年間の節約額(26円、東京電力従量電灯B第2段階電力量料金)を編集部で算出
【8】床に直接、電気カーペットを敷いている
→カーペットの下に断熱マット(段ボールでもOK)を敷けば、ひと冬で約1452.5円おトク

フローリングで使うことの多いホットカーペットは、直接床に敷くと熱が奪われてしまいます。下に断熱マットを敷いて熱をキープすれば、設定を「強」から「中」にしても暖かで、ひと冬で約1452.5円もの節約に。断熱マットの代わりに段ボールを敷いてもOK!
※電気カーペット(3畳用)を1日5時間使う場合、設定を「強」から「中」にすれば年間で約4090円の節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。ひと冬での算出は編集部。
【9】カーテンが窓全体をおおっていない
→丈の長いカーテンで冷気をブロックし、ひと冬で約414.6円おトク
寒い冬は、部屋を暖めることばかりに意識がいきがちですが、同じくらい大事なのが冷気の侵入を防ぐこと。窓には丈の長いカーテンをつけ、カーテンボックスから床までをおおいましょう。冷気をブロックすれば、エアコンの設定温度を1℃下げても暖かです。暖房中は、部屋のドアを閉めることも徹底して。
※エアコンを1日9時間運転し、設定温度を21℃から20℃にすると年間で約1170円節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。状況設定とひと冬での算出は編集部。
【10】コタツには、コタツ布団しか使っていない
→上がけと敷布団を併せて使えば、ひと冬で約253.7円おトク

コタツは、熱を逃さず閉じ込めることで、より効果的に暖めることが可能。コタツ布団に上がけをプラスして保温効果を上げ、敷布団で床に熱が逃げるのを防止すれば、ぬくぬくしながらひと冬で約253.7円も節約が可能!
※コタツを1日5時間使用したとし、コタツ布団だけの場合と上がけと敷布団を併用した場合を比較すると年間で約710円節約(省エネルギーセンター「家庭の省エネ大事典」)。ひと冬での算出は編集部
※金額は編集部で算出したおおよその目安です(1年は365日、ひと冬は60日で計算)。地域、機器の種類、契約タイプ、部屋の広さなどによっても変わります。
<イラスト/赤池佳江子 取材協力/省エネルギーセンター、東京電力、昭和西川 取材・文/ESSE編集部>
