画像3枚選ぶだけで最適な旅行提案、アプリ開発ベンチャーの狙い
各プランにおける旅先での遊び方などは複数提案し、利用者はその中から選んで日程を構成できる。トラスタは予約が成立すると旅行プランの金額に応じて10―20%の手数料を利用者からもらい受ける。
新アプリは、利用者が今は知らないが、行きたいと思える新しい旅先との出会いを提案することが価値になると判断し、開発した。トラスタSTAY CYCLE部の岩本佑太部長は「今のオンライン旅行予約サービスの多くは旅先のことなどを知っていて言語化できないと、旅行プランにたどり着けない。例えば利用者が『ゆっくりしたい』と考えて『温泉』をイメージすれば、『温泉』を検索する。ゆっくりできる旅先は『森林浴』など他にもあるが、それを言語化できないと出会えない。そこで利用者の気分などに合った画像を選んでもらうことで、旅行者の潜在需要に応えるプランを提案できると考えた」と説明する。
旅行市場はベンチャー企業の参入が相次ぐ。Hotspring(東京都渋谷区)は対話アプリ「LINE」を活用し、利用者とチャット形式で対話しながら最適な国内旅行プランを提案する「ズボラ旅」の提供を2018年5月に始めた。バンク(同渋谷区)は同6月から代金あと払い専用の旅行申し込みアプリ「トラベルナウ」を展開する。
オンライン旅行予約は楽天の「楽天トラベル」とリクルートライフスタイルの「じゃらんnet」が2強を占め、海外勢の台頭も著しく競争が激化している。ベンチャー企業はその市場を生き抜くため、既存の市場にない新しい価値を提供するサービスで挑んでいる。トラスタも目的地が具体的に決まっていない旅行者の需要の喚起し、自ら摘み取る戦略だ。
トラスタはホテルの企画開発や運営を手がけるベンチャー。顧客にとってより良い宿泊体験を提供するためには顧客の旅行日程全体を理解すべきだと考え、旅行ビジネスに参入したという。
