ゲリラ豪雨再現施設が自動運転技術の認証拠点に?
認証制度の構築は「自動走行」「インフラ維持管理」「防災・減災」が重点推進分野。規格などが未整備な新技術について、企業や業界団体とともに必要な性能基準を示すことで新技術の実用化を加速させる狙いがある。
複数の企業などと共同で例えば自動運転に使う車載センサーがどの程度の雨や霧、風に耐える必要があるかといった、その確かめ方などを検証し、性能の評価基準を策定する。
これを基に、機器などが特定の環境下で正常に機能したことを防災科研が保証する仕組みを作る。また、日本工業規格(JIS)などの各種規格における評価手順の策定にもつなげる。
これらの策定に向け大型降雨施設を自動運転の試験用に道路舗装し、今月中旬に公開する。同施設の5面のうち1面、約3000平方メートルを舗装し、18年度は自動車や部品メーカーと検証実験を予定。基準を検討するための事例を蓄積する。
自動運転をめぐっては、米ウーバー・テクノロジーズが3月に公道試験中に死亡事故を起こすなどし、普及の遅れを招いている。世界でも珍しい実験施設を使うことで、想定外をなくした性能基準や開発指針を示せれば、日本発で自動運転技術を確立することも期待できる。
