日本水産が養殖にAI、ブリの体重測定から
養殖事業で、イケス内を泳ぐ魚の体重や健康状態をチェックすることは、歩留まりや品質につながる重要課題。ブリの場合、一つのイケスに約4000匹の魚がおり、高解像度の水中カメラで魚を連続撮影。体高と体長が分かる側面像を選んで長さを測定、演算式を用いて体重を計算していた。
AIを用いると魚が体をひねって泳いでいたり、カメラ正面に向かって泳いだりするケースでも学習機能で推定計算できるため「手間や時間が大幅短縮、精度も高められる」(前橋知之執行役員)。
飼料補充自動化でもAI、IoTの導入を急ぐ。日の出と日没時刻近辺で魚が多く餌を食べることが分かっており、自動給餌で早朝出勤などの人件費を節約する。
ただ、全部の魚に餌が行き渡るには複数回に分けるなど魚種ごとや季節の問題があり、このあたりをAIに学習させて給餌精度を高める。
