マリオ・バロテッリイタリア代表に復帰した。リヴァプールのストライカーはまだプレミアリーグでゴールを決めていない。今季はまだチャンピオンズリーグとキャピタル・ワン・カップで計2ゴールだ。だが、アントニオ・コンテ監督は16日にサン・シーロで行われるクロアチア代表とのEURO2016予選に向けて、バロテッリを招集メンバーに加えた。

9月と10月の代表戦で、コンテ監督はバロテッリを招集していなかった。だが、今度はチャンスを与えることにしたようだ。シモーネ・ザザとチーロ・インモービレのコンビ、そしてサウサンプトンで見事な主役を演じているグラツィアーノ・ペッレをバロテッリが追い抜けるのかが注目される。

バロテッリの復帰に加えて、アトレティコ・マドリーMFアレッシオ・チェルチも代表復帰を果たした。だが、彼の招集は予想されていたことだ。コンテ監督はサイドによりクオリティーを求めており、9日の試合で負傷しなければナポリFWロレンツォ・インシーニェも招集していただろう。

バロテッリやチェルチのほかに、ミランFWステファン・エル・シャーラウィも復帰している。同選手は10月の代表戦で不在だったが、9月の代表戦では招集されていた。

まったくのニューフェイスは3名。トリノDFエミリアーノ・モレッティ(レオナルド・ボヌッチの代役となる)、ジェノアMFアンドレア・ベルトラッチ、サンプドリアMFロベルト・ソリアーノの3選手だ。ベルトラッチとソリアーノはすでにブラジル・ワールドカップ前の特別招集でも呼ばれていた。DFダニエレ・ルガーニは2カ月連続での招集となる。だが前回は、その後U-21代表へ回ることになった。

イタリア代表の26選手は10日に集合。18日にアルバニアと国際親善試合も戦う。9日に発表された招集メンバーは以下のとおり。

GK: ブッフォン(ユヴェントス)、ペリン(ジェノア)、シリグ(パリ・サンジェルマン)
DF: キエッリーニ(ユヴェントス)、モレッティ(トリノ)、オグボンナ(ユヴェントス)、ラノッキア(インテル)、ルガーニ(エンポリ)
MF: ベルトラッチ(ジェノア)、ボナヴェントゥーラ(ミラン)、カンドレーヴァ(ラツィオ)、チェルチ(アトレティコ・マドリー)、ダルミアン(トリノ)、デ・ロッシ(ローマ)、デ・シリオ(ミラン)、エル・シャーラウィ(ミラン)、マルキージオ(ユヴェントス)、パローロ(ラツィオ)、パスクアル(フィオレンティーナ)、ソリアーノ(サンプドリア)、ヴェッラッティ(パリ・サンジェルマン)
FW: バロテッリ(リヴァプール)、ジョヴィンコ(ユヴェントス)、インモービレ(ボルシア・ドルトムント)、ペッレ(サウサンプトン)、ザザ(サッスオーロ)