製造業の街から音楽都市へ―。東西の狭間にあり、独自の文化が生まれないと市民らが自嘲したかつての浜松市。それを変えた原動力のひとつに、ある女性の存在があった。創刊60周年を迎えたばかりのタウン誌『浜松百撰』の前編集長、安池澄江さんが1月初旬、91歳で他界した。米映画『ドリーム』を鑑賞した翌日、いつもの仲間とマージャンを楽しんだ後、テーブルにうつぶせる姿が最期だったという。浜松百撰は東京の『銀座