「ゴールデンキウイ」は”何の栄養”が通常のキウイより”2倍”多い?管理栄養士が解説!
ゴールデンキウイは通常のキウイと比べてどのような栄養素が多いのでしょうか。管理栄養士が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『”ゴールデンキウイ”は”通常のキウイ”より「何の栄養素」が2倍多い?管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修管理栄養士:
近藤 志保(管理栄養士)
管理栄養士として、保育園やこども園、児童福祉施設で子どもたちの健康をサポートしてきました。栄養の専門知識を活かし、健康に関する情報をわかりやすくお届けし、家族や子どもたちの笑顔を増やすお手伝いをしています。
キウイとは?

キウイフルーツは、中国を原産とする果物で、現在はニュージーランドなどを中心に世界中で栽培されています。日本でも手に入りやすく、グリーンキウイやゴールデンキウイがよく知られています。
甘みと酸味のバランスが良く食べやすいだけでなく、ビタミンや食物繊維を豊富に含む栄養価の高い果物です。特にビタミンCが多いことや、消化を助ける酵素を含む点が特徴です。
キウイに含まれる栄養素

キウイには、体の調子を整えるさまざまな栄養素が含まれています。ここでは代表的なものを紹介します。
ビタミンC
キウイ100gあたり約70mg(グリーン)、約140mg前後(ゴールデン)のビタミンCが含まれています。ビタミンCは、コラーゲンの生成に関わるほか、体内の酸化を防ぐ抗酸化作用をもつ栄養素です。また、鉄の吸収を助ける働きもあります。水溶性のため体内に蓄積されにくく、日々の食事からこまめに摂取することが大切です。
食物繊維
キウイ100gあたり約2~3gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内環境を整え、便通をサポートする働きがあるとされています。キウイには水溶性・不溶性の両方が含まれているのが特徴です。継続して取り入れることで、腸内環境を整えるサポートが期待できます。
カリウム
キウイ100gあたり約300mg前後のカリウムが含まれています。カリウムは、体内の余分なナトリウムの排出を助け、水分バランスの調整に関わるミネラルです。水溶性のため加工や調理で一部失われることがありますが、生のまま食べることで効率よく摂取できます。塩分を摂りすぎる傾向にある食生活では、意識して取り入れたい栄養素のひとつです。
ビタミンE
キウイ100gあたり約1~2mgのビタミンEが含まれています。ビタミンEは脂溶性の抗酸化ビタミンであり、細胞の酸化を防ぐ働きがあるとされています。ビタミンCとあわせて摂取することで、抗酸化作用の相乗効果が期待されます。脂質と一緒に摂ることで吸収率が高まるとされています。
アクチニジン(消化酵素)
キウイには「アクチニジン」と呼ばれる消化酵素が含まれています。アクチニジンは、たんぱく質の分解を助ける働きがあるとされており、胃内での消化をサポートする可能性があるといわれています。この作用は、肉料理とキウイを組み合わせると肉が柔らかくなることでも知られています。
ゴールデンキウイに含まれる栄養素

ゴールデンキウイは、一般的なグリーンキウイと比べて甘みが強く、酸味が少ないのが特徴です。栄養面では共通点も多いですが、いくつか違いもあります。
ゴールデンキウイは、グリーンキウイと比べてビタミンCが多い傾向があります。ビタミンCは、肌の健康維持に関与するコラーゲンの生成に関わるほか、抗酸化作用をもつ栄養素として知られています。
一方で、食物繊維はグリーンキウイのほうがやや多いとされています。そのため、便通を意識したい場合は、グリーンキウイを選ぶのも一つの方法です。
ただし、いずれも栄養価の高い果物であり、大きな差があるというよりは特徴の違いとして捉えることが大切です。
「キウイの栄養」についてよくある質問

ここまでキウイについて紹介しました。ここでは「キウイの栄養」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
グリーン、ゴールド、ルビーレッドでキウイの栄養にどのような違いがありますか?
近藤 志保
ゴールドはビタミンCが多く、グリーンは食物繊維が豊富な傾向があります。大きな優劣よりも、味や特徴の違いを楽しみながら取り入れることが大切です。
グリーン、ゴールド、ルビーレッドはいずれも栄養価の高い果物ですが、特徴に違いがあります。ゴールドはビタミンCが多い傾向、グリーンは食物繊維が豊富とされています。ルビーレッドはデータが限られていますが、ポリフェノールを含む可能性が考えられています。栄養面で大きな優劣があるというよりは、味や見た目の違いを楽しみながら取り入れることが大切といえるでしょう。
キウイを皮ごと食べると、どのようなメリットがありますか?
近藤 志保
食物繊維やポリフェノールをより多く摂取できるとされています。ただし無理に食べる必要はありません。
皮ごと食べることで、食物繊維やポリフェノールをより多く摂取できるとされています。ただし、食感や好みによるため、無理に食べる必要はありません。
編集部まとめ
キウイは、手軽に取り入れやすい食品で、ビタミンCや食物繊維などを含む栄養価の高い果物です。グリーンやゴールド、ルビーレッドなど種類によって風味や特徴が異なるため、好みに合わせて、そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトやサラダに加えるなど、さまざまな取り入れ方ができます。
また、キウイを日常的に取り入れることで、ビタミンや食物繊維を無理なく継続して補える点も特徴です。特定の効果を期待するというよりも、日々の食事の一部として取り入れることで、無理のない健康的な食生活につながります。
他の食品と組み合わせながら、無理のない範囲で取り入れていきましょう。
「キウイ」と関連する病気
「キウイ」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の病気
高血圧動脈硬化消化器系の病気
便秘症
過敏性腸症候群(IBS)
「キウイ」と関連する症状
「キウイ」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
便秘下痢
腹部膨満感
口の中のかゆみ(アレルギー症状)
胃の不快感
参考文献
食品成分データベース|文部科学省
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年|文部科学省
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書|厚生労働省

