寺西拓人

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 7月期の夏ドラマはテレビ各局が放送中だが、特徴的なのはSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)に所属するタレントたちの活躍だ。中でもアイドルグループ「timelesz(タイムレス)」の寺西拓人(31)の存在が目を引く。

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 芸能デスクが解説する。

「7月9日にフジテレビ系で放送が始まった『ラストノート』に、内田有紀(50)とダブル主演しています。内田がフジのドラマで主人公を演じるのは30年ぶりということで話題になりましたが、寺西は今回が連ドラでの初めての挑戦。実績から見れば大抜てきですよ」

寺西拓人

 それぞれが演じるのは離婚経験を持つ49歳の中年女性と、人生に絶望する30歳の青年という役柄。彼らが年齢差や生活環境の差を超えて求め合う姿を描く、大人の純愛ドラマだ。

「寺西は韓流スターを思わせるイケメンで、14歳だった2008年にジャニーズ事務所に入所。下積みが長く、これまでテレビ出演だけでなく、グループデビューのチャンスにも恵まれなかった。決して目立つ存在ではなかったんです」

一夜にして生活が一変

 同期や後輩たちがアイドルグループ「Snow Man」や「SixTONES」のメンバーとして次々とデビューを果たしていく中、寺西はバックダンサーなど16年も雑巾がけを続けた苦労人だ。

「その彼が注目を集めたのは、一昨年9月から昨年2月にかけて行われたtimeleszのオーディションです。11年に5人グループとしてデビューした『Sexy Zone』は、メンバーの脱退などで24年からtimeleszとして再スタートしました。その際に加わる新メンバーの審査の様子が、Netflixで190以上の国や地域に配信されました」

 応募者は芸能経験のない一般人を含む、およそ1万9000人に達したという。

「曲がりなりにも芸能人の寺西は、4次審査からの参加が許されました。一般候補生を含めた5人が合格し、その中に30歳になったばかりの寺西もいたのです」

 大手芸能事務所関係者が後を引き取る。

「これまで寺西の活動は舞台が中心でしたが、一夜にして生活が一変しました。オーディションが終わった昨年の2月だけで12の雑誌に登場し、6月には女性ファッション誌『anan』で表紙を飾ったほどです」

 CMスポンサーも見過ごすはずがなく、

「個人として3社のCMに起用されました。加えてtimeleszへの加入前は50万人ほどだったInstagramのフォロワー数がひと月で倍増し、いまでは100万人を突破しています」

 出演する舞台も大きく様変わりしたそうだ。

「寺西は定員200人規模の小劇場でなら以前から主演しています。それが、今年4月には客席数が約1500もある、東京・有明のEX THEATER ARIAKEのこけら落とし公演『Ambers−アンバース−』で主演を張った。昨年末には映画『天文館探偵物語』にも堂々主役で出ていますよ」

「ようやく追いついてきた」

 旧ジャニーズ事務所の同期には、同じtimeleszの中心的存在として活躍する菊池風磨(31)、SixTONESの田中樹(31)といった売れっ子が名を連ねる。

「彼らと比べれば、やや“周回遅れ”の印象はありますが、ようやく二人に追いついてきました。出演中の『ラストノート』では、第1話こそ演技に硬さが見られましたが、回を重ねるごとに舞台で培った柔軟性を発揮しています」

 初回の世帯視聴率は5.0%に終わったものの、ウェブの見逃し配信における視聴数は272万再生を突破した。ファンから「国民の元カレ」と愛される寺西が、苦境のフジテレビの救世主になる、かもしれない。

「週刊新潮」2026年7月30日・8月6日号 掲載