「元カノを犯してくれたら数万円支払います」性的暴行を代行した山本礼哉被告は100キロ近い巨漢、被害女性に脅しながら加えた“鬼畜すぎる行為”【拘禁刑12年】
「レイプしてくれたら3万円を払う」--インターネット掲示板でのこのような募集に乗り、被害女性・Aさん(22)の都内自宅に侵入し性的暴行を加えたとして、住居侵入、不同意性交などの罪に問われていた山本礼哉被告(26)。7月9日から開かれた裁判員裁判で、東京地裁は23日、拘禁刑12年を言い渡した。
【写真を見る】金髪姿でダンスを踊る100キロ近い巨漢の山本礼哉被告。上裸姿で暗がりに佇む“指示役”の松田烈被告
松田烈被告(28、不同意性交等罪などで公判中)から指示を受け、"実行役"として犯行に及んだ山本被告。近年問題化するSNSを使った闇バイトと近い構造を持つ、いわば「強姦代行」とも言える恐ろしい事件はなぜ起きたのか--。【前後編の前編】
「警察沙汰にならないようにフォローします」
山本被告の起訴内容の概要は以下のとおりだ。2025年6月、山本被告は下水道の緊急点検を装い、都内に住むAさんの自宅マンションに侵入。「叫べば殺す」などとAさんを脅迫したうえで結束バンドで両腕を拘束し、膣内性交・口腔性交に及んだ。さらにその際、女性から現金1万円を強奪したという。
山本被告は罪状認否で、膣内性交のみ認めなかったが、他については認めた。弁護側は"指示役"である松田被告の指示により実行したにすぎず、主体性は薄いなどと主張していたが、裁判所は検察側の求刑13年とほぼ同等の判決を下したことになる。
検察官が読み上げた冒頭陳述より、事件に至った経緯を確認しよう。
2025年5月、当時無職だった山本被告が「レイプ 闇バイト」などとウェブ検索を行ない、匿名掲示板にて、「元カノを犯してくれたら数万円支払います」との文言と、松田被告のカカオトークIDが載った投稿を見つけたという。
松田被告と山本被告はカカオトークで連絡を取り合い、犯行計画を練った。検察側が提出した証拠には、このカカオトークの履歴が残っていた。
松田被告「条件通りにしてくれたら、警察沙汰にならないようにフォローします」「(被害者の)部屋に入ってもらいます、襲ってもいいです」
松田被告が山本被告に「襲ってもいい」と指定したのはAさん。彼女は、松田の元交際相手だった。松田被告は部屋に入ってから襲うまでの一部始終を、動画で撮影するように山本被告に要求していたという。
送金された報酬は「5738円」のみ
山本被告は犯行当日、家を出てAさんを拘束するための結束バンドを購入し、Aさんの自宅に向かった。深夜0時30分ごろ、Aさんの部屋のインターフォンを押し、下水道の緊急点検を装うと、ドアを開けたAさんを刃物で脅し、「叫んだら殺す」などと言って侵入。その後Aさんを拘束し、松田被告の指示通り動画を回しながらAさんに性的暴行を加えた。
山本被告がAさんの部屋を出たのは、深夜2時45分ごろ。暴行を加えたのち、Aさんに金がほしいと要求し、現金1万円を強奪。その後山本被告はタクシーに乗り、サウナ店に立ち寄っていたことがわかっている。
松田被告は"報酬"として、山本被告に事件直後にPayPayで738円を送金。翌日20時すぎにも5000円を送金した。
被害者のAさんは事件当日深夜4時すぎ、知人へ「レイプされた」とSNSで伝え、知人が110番通報。被害者Aさん宅に駆け付けた警官に対し、被害の申告がされた。
進行中の松田被告の公判では、松田被告がAさんとの過去の交際中、お金を支払っていたことなどが明らかにされた。一方、山本被告は松田被告ともAさんともまったくの初対面だったのだ。
7月10日の公判では、被害者・Aさんの証人尋問があった。別室から証言したAさんだったが、体重が100キロ近くある山本被告から「叫んだら殺す」「本当に殺しちゃうよ」などと脅され、なす術がなかったという。
事件後は深刻なトラウマに苦しみ、現場となった関係で風呂にも入れなくなったという。「被告人が社会に出てくることを考えると不安で仕方がない」と、山本被告への厳罰を望んでいた。
なぜ松田被告は山本被告に性的暴行を指示したのか。暴行前後にあった2人のチャット上のやり取りに、そのヒントとなる歪んだ願望が滲み出ていた--後編記事で詳報する。
(後編につづく)

