朝乃山、幕内復帰後最速10日目で勝ち越し決めた!史上2位ブランク42場所ぶりVへ1差猛追
◇大相撲名古屋場所10日目(2026年7月21日 IGアリーナ)
左膝前十字じん帯断裂の大ケガを乗り越えた元大関の朝乃山が平幕・藤青雲を力強く寄り切り、今年初場所の幕内復帰後、最速の10日目で勝ち越しを決めた。琴錦の43場所に次ぐ歴代2位となる42場所ぶりのブランク優勝へ、トップと1差で猛追する。10勝以上で1場所での大関復帰を狙う関脇・安青錦は横綱・豊昇龍を上手投げで破り1敗を死守。平幕・琴栄峰も阿炎を切り返しで下し、首位をキープした。
勝ち名乗りを受けた朝乃山は、ホッとしたような表情を浮かべた。2年前の名古屋場所で左膝前十字じん帯断裂して三段目まで転落し、その後幕内復帰4場所目で最速での勝ち越し。大声援を一身に浴び「土俵入りの時から声援や拍手をいただいているので、感謝している」とかみしめた。
快勝だった。「しっかり踏み込んで、前に出ながら形をつくれた」と藤青雲に立ち合いから左おっつけで前進。右を差して力強く寄り切り、「体を密着させながらできた。しっかり自分からいった」と春場所で敗れた相手を寄せ付けなかった。
先場所を左足リスフランじん帯損傷(左足甲捻挫)で途中休場。「一番の務めは本場所に出ること」と先月のパリ公演などには参加せず、今場所に照準を合わせてきた。膝の状態も不安はなく「前に出ている分、大丈夫。前に出れば膝も動いてくれるので」と表情は明るい。
この日、会場のある名古屋市は気温が40度まで上昇。出発前にテレビでエアコンの重要性などについて確認したという。「我慢せず、中にいてもつけないと脱水になる。外の気温が高いので気を付けながら」。部屋では温度を24〜25度に設定し、「体の芯を冷やさないように」と工夫して体調維持に努める。
4日目から7連勝でトップと1差で猛追。場所前には、うなぎを堪能し「前はうな重だったけど、今はお上品にひつまぶし。半分はお茶漬けで食べる」と終盤に向けたスタミナもバッチリだ。「先のことは考えず一日一番、楽しんでいきたい」。歴代2位となる42場所ぶりのブランクVへ、連勝街道を突っ走っていく。

