アルゼンチン大統領、迷信を理由にW杯決勝欠席 トランプ大統領との観戦より”縁起”を優先
アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は、スペイン代表とのワールドカップ決勝を現地観戦せず、自宅で試合を見守ることを明かした。米『AP』が報じている。
ミレイ大統領は当初、アメリカのドナルド・トランプ大統領やFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長らとともに決勝を観戦するとみられていた。しかし、現地ラジオ番組で「絶対に行かない」と断言。その理由について「迷信だ」と説明した。
さらに、自身が続けている"勝利のルーティン"も披露。「暖房をつけないので石油会社のロゴが入った厚手のジャケットを着ている。スイス戦で暑くなって一度脱いだら失点した。もう一度着直してからは二度と脱いでいない」と振り返り、決勝でも同じジャケットを着用すると明かしている。
アルゼンチンでは「カバラ(Cábala)」と呼ばれる縁起担ぎの習慣が広く浸透している。代表戦では毎試合同じ服を着る、同じ場所で観戦する、試合中は席を立たないといった"勝利のジンクス"を守るサポーターも少なくない。
実際、1990年ワールドカップでは当時のカルロス・メネム大統領が開幕前に代表を訪問した後、アルゼンチンがカメルーンに敗戦。それ以降、同国では現職大統領が代表戦を現地観戦すると「不運を招く(mufa)」という迷信が語り継がれており、ミレイ大統領もその流れを意識した判断とみられる。
2大会連続の世界一をめざすアルゼンチン。国のトップもまた、自らの"勝利のジンクス"を最後まで貫くつもりのようだ。

