「酔いが回りやすいお酒」の組み合わせはご存知ですか?医師が徹底解説!
酔いが回りやすいお酒の組み合わせとは?メディカルドック監修医が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「お酒をちゃんぽんする」と酔いが回りやすいのは本当?酔いが回りやすいお酒の組み合わせも解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
監修医師:
岡本 彩那(淀川キリスト教病院)
兵庫医科大学医学部医学科卒業後、沖縄県浦添総合病院にて2年間研修 / 兵庫医科大学救命センターで3年半三次救命に従事、近大病院消化器内科にて勤務 /その後、現在は淀川キリスト教病院消化器内科に勤務 / 専門は消化器内科胆膵分野
お酒をちゃんぽんするとは?

飲み会などの席では、「とりあえずビール」とビールを飲んでから、焼酎や日本酒、ワインなど様々なお酒を飲むことがあります。このように複数の種類のお酒を飲むことを「お酒をちゃんぽんする」と言います。また一方でこのように「お酒をちゃんぽんすると悪酔いする、酔いやすい」などと言われることもあります。ここではお酒をちゃんぽんするということの意味、リスクなどを解説していきます。
お酒をちゃんぽんすると酔いが回りやすいのは本当?

お酒をちゃんぽんすることで酔いやすいと言われることが多いですが、これは正確ではありません。酔い(悪酔い)の原因は肝臓でアルコールが代謝されたアセトアルデヒドが主な原因ですが、お酒の種類によって分解スピードが変わる、もしくは複数種類を飲むと分解スピードが落ちるということはありません。
お酒に酔ってしまうかどうかについては、純粋なアルコール量によって決まります。そのため、複数種類のお酒を飲むことで酔いやすくなることはありません。
酔いが回りやすいお酒の組み合わせ

アルコール濃度が低い酒と高い酒
アルコール度数の低いお酒を飲んだ後にアルコール度数の高いお酒を飲んでしまうと、同じスピードで飲み続けることでアルコールを急激に取りすぎてしまう危険性があります。
例えば、前述のビールから焼酎、その他日本酒やワインなどに変更した場合などが挙げられます。
対策としては、意識してスピードを落とす、もしくはアルコールの高いお酒から低いお酒への変更のみ、とルール付けるなどが挙げられます。
炭酸もしくはアルコール度数の低い酒とアルコール度数の高い酒
アルコールは小腸でその80%が吸収されます。また、胃ではゆっくり吸収されるのに比べ、小腸では速やかに吸収されます。
そのため、アルコールが小腸に流れやすいと早く吸収され、アルコールの血中濃度が急に上がる可能性があります。
通常水分は胃を20-30分で通過していきますが、他に食物を一緒に取ると胃にいる時間も長くなります。一方でアルコール度数が低く、水分が多いお酒(ビール等)や炭酸は胃腸を刺激し、胃から早くに物を腸へ流します。そのため、胃腸を動かしやすいお酒を飲んでいるときにアルコール度数の高いお酒を飲むと、濃度の高いアルコールまで早くに小腸に移動する可能性があります。そうなると多量のアルコールが速やかに吸収されてしまうため、酔いやすくなってしまう可能性があります。
「お酒のちゃんぽん」についてよくある質問

ここまでお酒のちゃんぽんについて紹介しました。ここでは「お酒のちゃんぽん」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
お酒を飲む際に食べない方がいい食べ物について教えてください。
岡本 彩那 医師
アルコールの吸収をゆっくりにするためには何か食べてから、もしくは食べながらの方がもちろん良いでしょう。ただし、脂物を多くとってしまったり、胃腸を刺激するような辛い物は避けたほうが良いでしょう。逆に消化に良く、腸にやさしいもの、例えば発酵食品や野菜、海藻、キノコ類などは一緒に取るようにすると良いでしょう。
まとめ
ここではお酒のちゃんぽんについて解説していきました。悪酔いしやすいか、酔いやすいか等はお酒の飲み方によってどのぐらいアルコールを摂取してしまうかによります。お酒を複数種類飲む場合でも、飲み方に気を付けて適正なアルコール量を適切なペースで飲むことで問題なく過ごすことも出来ます。せっかくのたのしい、おいしいお酒であれば賢く量やペースに気を付けて飲みましょう。
「お酒のちゃんぽん」と関連する病気
「お酒のちゃんぽん」と関連する病気は11個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
消化器系
膵炎
肝炎
脂肪肝肝硬変など
腫瘍系
食道がん胃がん
膵がん食道静脈瘤など
代謝内分泌
糖尿病高血圧など
精神科系
アルコール依存症長期間の飲酒や大量飲酒等は様々な病気の原因となり得ます。
「お酒のちゃんぽん」と関連する症状
「お酒のちゃんぽん」と関連している、似ている症状は8個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
顔が赤くなる
気分が悪くなる
頭痛動悸不眠
吐き気意識障害
肝機能障害
アルコールをどの程度飲んでどのぐらいの症状が出るかは個人差が大きいですが、自身の適量を知って適量を守ることが重要です。
参考文献
アルコールによる健康障害 健康日本21|厚生労働省
適正飲酒のすすめ|アルコール健康医学協会
お酒との付き合い方|アサヒビール株式会社
マイナビニュース
便に関するお悩み|池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院
ビールと日本酒を混ぜるのは危険?ちゃんぽんの影響と安全な飲み方|アイシークリニック池袋院
Hankyu FOOD

