「39度くらいあった」発熱も決勝に登板した今秋ドラフト候補の関大・米沢と当日の様子明かす 全日本大学野球選手権記念大会54年ぶりVで理事長らに優勝報告
第75回全日本大学野球選手権記念大会で54年ぶりの優勝を果たした関大が25日、同校の千里山キャンパスにて芝井敬司理事長、高橋智幸学長らに優勝報告を行った。
北原聡顧問、小田洋一監督、主将の森内大奈内野手(4年・福井工大福井)、副主将の中原海晴投手(4年・徳島商)、最高殊勲選手賞を受賞した今秋ドラフト候補の米沢友翔投手(4年・金沢)、大田侑李主務(4年・矢上)が出席した。
発熱した中、準決勝、決勝に臨んだ米沢に高橋学長からはその話題を振られる場面も。米沢は、「決勝の日は朝、熱があったんですけど、病院行って熱が下がって。試合投げられると思ったので直訴して5回まで投げたんですけど。投げたらしんどくなって、みんなと一緒に優勝を喜んでいる時には39度くらいありました」と明かし、驚きの声が上がった。
報告を終え、小田監督は「皆さんに喜んでいただけて、素晴らしいことをやったんだなという実感がすごく湧いてきました」と笑顔。米沢も「優勝した実感が湧いてきました」と話した。
チームはもう秋のリーグ戦を見据えている。小田監督は「強豪チームがたくさんいる。慢心があれば秋のリーグ戦は優勝どころかBクラスになってもおかしくない。早く気持ちをリセットしたいと思っている」と淡々。
さらなるチーム力強化には、「チーム内の競争を激しくしていないといけない」と話し、「春は初戦から最終戦まで1番から9番のオーダーが固定だった。秋に向けてはこのメンバーが2人、3人と変わってくるようなチームになっていってほしい」と期待した。
米沢自身にとっても秋は最後のシーズンになる。「秋のリーグ戦は4年生にとって最後の大会ですし、春とは違った勢いは他のチームにもあると思う。接戦をモノにできるのは練習しかない。厳しい時こそみんなで切磋琢磨(せっさたくま)して力をもう一回つけていきたい」と気を引き締めた。
秋のリーグ戦優勝の先には、春秋リーグ戦、全日本大学野球選手権、明治神宮大会優勝の大学4冠がある。達成すれば、同校では山口高志をエースに擁した1972年以来54年ぶりの快挙。2度目の4冠は近大に次ぐ2校目となる。森内主将は「挑戦権を持っているのは関西大学だけですので、そこを意気に感じて、もちろん目指していきたい。ただ、目標はまずはリーグ戦優勝。その先の日本一につなげられたら」と力を込めた。

