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 ◇NBAファイナル第5戦 ニックス94ー90スパーズ(2026年6月13日 フロスト・バンク・センター)

 今季のNBA王者を決めるNBAファイナル第5戦が13日(日本時間14日)に行われた。東王者のニックスが最終Qに16点差をひっくり返す逆転勝利。53年ぶりのNBA王者に輝いた。試合後には選手たちの涙が止まらなかった。ファイナルMVPには、この試合で両チーム最多45得点をマークしたジェイレン・ブランソンが輝いた。

 半世紀以上ぶりにNBAチャンピオントロフィーがニューヨークに渡った。53年ぶりのNBA王者へ王手をかけて、敵地で迎えた第5戦。第1Qは相手の好守備を崩せず、わずか13点に終わった。このシリーズのクオーター最少得点となった。第2Q開始13―23から猛追。一桁点差となる5点ビハインドで前半を折り返した。

 後半に入ってリードを許しながら、何とか食らいついた。最終Qになると再び猛追。残り4分48秒にブランソンのレイアップシュートで同点に追いついた。そして残り3分40秒にブランソンがフリースローを3本決めて、第1Q以来のリードを奪った。接戦の展開ながらもリードを守り切って53年ぶりのNBA王者に輝いた。試合終了のブザーが鳴ると、選手たちの目から涙が溢れた。

 エースのブランソンは最多45得点でチームをけん引。試合後には「言葉がないね…」と涙が止まらなかった。

 東3位でプレーオフに臨んだニックス。東1回戦ではホークスに4勝2敗で準決勝へ勝ち進んだ。その後は東準決勝76ers、東決勝キャバリアーズと2カード連続4連勝で99年以来となる27季ぶりにNBAファイナル進出を決めた。そして東1回戦第5戦で敗れて以降、11連勝という“絶好調”の状態でファイナルを迎えた。

 ファイナルでは敵地2連勝を飾って、本拠地ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン(MSG)に帰還した。トランプ米大統領も来場した第3戦は落として今シリーズ初黒星。東1回戦第5戦から続いていた連勝も13で止まった。

 本拠地での第4戦はNBA史上最大の大逆転劇が起こった。105―106と1点ビハインドで迎えた残り1.2秒で。ブランソンの外れたシュートをOG・アヌノビーがリバウンドに飛び込んでティップショットを決める大逆転勝利でNBA王者へ王手をかけた。試合後のMSGは大興奮の声が止まらなかった。NBAファイナルでの29点差逆転は、史上最大逆転劇となった。

 王手をかけた敵地で逆転勝利で53年ぶりのNBA王者に輝き、そして今季は12月に3代目のNBAカップ王者に輝いているため、NBA史上初の2冠を達成した。