体が開く悪癖を修正できるティー打撃の工夫とは(写真はイメージ)

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元阪神・桧山進次郎さん伝授…打力向上に導く“質の高いティー打撃”

 少年野球の現場でよく行われるティー打撃だが、ただ何となく打つだけでは打力向上に繋がりにくい。試合に近い感覚で質の高い練習にするにはどうすればいいのか。阪神で22年間プレーし、「代打の神様」と称されるなど活躍した桧山進次郎さんは、良いスイングに導くトスの上げ方や、悪癖を改善する方法を紹介している。

 ティー打撃は打者の練習だが、投げ手も重要な役割を担う。投げ手はテークバックを取らずにトスするのは避け、しっかり腕を振って打者がタイミングを取れるように心掛ける。打者が突っ込みやすくなっている時は山なりにトスすることで、「溜め」の動作が身に付くという。

 試合になると投手側の肩が開きやすくなる選手には、通常の斜め前ではなく、逆方向の背中側(右打者なら三塁側方向)からトスされた球を打つティー打撃が効果的だ。体の開きを抑える「壁」ができ、バットが最短距離で出やすくなる。ただし、投げ手が少しでもミスすると打球が自分の方に飛んでくる危険性があるため、十分に気をつけて行う。

 ドアスイングを改善し、バットを内側から出すインサイドアウト軌道を習得するには、打者の真後ろ(捕手側)からトスされた球を打つ練習を推奨している。真後ろから投手寄りへ逃げていくボールに対しては、バットを内側から前に大きく投げ出していかないとしっかり捉えられないため、自然と正しい軌道が身に付いていく。

「いい時のバッティングというのはそういう時なんだよということを、打っている本人に思わせてあげることが大事」と桧山さんは語る。“真後ろティー打撃”は、2005年に打点王に輝くなど阪神の主力打者として活躍した今岡真訪さんも欠かさず行っていたという。一流プロも実践した質の高い練習を取り入れ、打撃向上に繋げてほしい。(First-Pitch編集部)