人体の〈秘境〉を人類はどう受け止めてきたか。 “腸活”時代の必読書!『腸の文化史 ざわめく腸がすべてを決めてきた』発売

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エルサ・リチャードソンによる書籍『腸の文化史 ざわめく腸がすべてを決めてきた』(実川元子 訳)が、太田出版から2026年5月27日(水)より発売された。
当OHTABOOKSTANDで「第2章 腸に棲む悪魔」が会員登録なし・無料で閲覧可能だ。

著者は、医学・ヘルスケア・食分野の社会史研究者。本作はイギリスの「ガーディアン紙(2024年度)年間最優秀書籍」にも選出された話題作だ。

「腹の虫がおさまらない」──古くから感情や人格と結びついてきた臓器

「本当は脳以上に知的らしい」「本当は伸ばすと身長の何倍も長い」。私たちの身近には、腸にまつわる数々の俗説や伝説があふれている。日本語に「腹の虫がおさまらない」「腹を割って話す」という慣用句があるように、腸は単なる消化臓器を超え、古くから私たちの感情や意識、そして人格と密接に結びついた存在として語られてきた。

現代において科学的な知見が深まっていく一方で、腸が私たちの認知や精神的健康、感情に及ぼす影響については、今なおミステリアスな実感や経験が渦巻いている。

“腸活”時代の必読書!知的好奇心を刺激する歴史

胃腸だけは体外に聞こえるような音で状態を知らせる。おそらくそんなユニークな臓器であるために、胃腸は人格化され、それぞれの個性を持ち、自己主張できるように語られるのだろう    ──本文より

本書は、私たちがどのように消化器系の謎を想像し・理論化し・探求して来たかを歴史的に俯瞰し、「腸」が私たち人類の認知や精神的な健康、感情に及ぼすとされる影響の本質について歴史・心理学・生物学を横断して語る一冊だ。

目次

はじめに
そもそも腹とは何?
腸にも歴史がある?
感情、労働、時代と政治

第1部 心
第1章 動物にも、そして腸にも知性がある
第2章 腸に棲む悪魔
第3章 腸を手なずける

第2部 労働
第4章 消化システムの働き
第5章 腸と脳の関係
第6章 ランチが変えた腸

第3部 腸と時間
第7章 腸が示す「現在」
第8章 腸が占う未来
第9章 腸は過去に取り残されている?

第4部 腸と政治
第10章 腸と身体政治
第11章 ダイエットと腸の政治学
第12章 腸のジェンダー

おわりに 腸の声を聴け!

筆者プロフィール

<著>エルサ・リチャードソン(Elsa Richardson)
イギリスの歴史家。近代イギリスの都市文化と身体の歴史を専門とし、とりわけ「疲れ」「不調」「腸の感覚」といった、誰もが日常で感じる身体の違和感に注目した研究で知られる。マッサージや水治療法、神経衰弱といった流行を手がかりに、「なぜ人は疲れるのか」「なぜ腸に振り回されるのか」という問いを、歴史の中から鮮やかに読み解く。学術的知見を軽やかな語り口で届ける書き手としても評価が高い。
<訳>実川元子(じつかわ・もとこ)
翻訳家・ノンフィクションライター。兵庫県生まれ。上智大学フランス語学科卒。 外資系企業で翻訳・編集に携わったのち独立。文化、ファッション、スポーツなど幅広いジャンルの翻訳を手がける。読みやすく的確な日本語で、海外ノンフィクションの魅力を伝える手腕に定評がある。訳書に『ハウス・オブ・グッチ』『ザ・ クイーン』『サッカーが勝ち取った自由』 など。著書に『翻ー訳というおしごと』。

書誌情報

『腸の文化史 ざわめく腸がすべてを決めてきた』
価格:3,190円(本体2,900円+税)
ISBN:978-4-7783-4130ー5  C0098
仕様:四六判/288ページ
発売:2026年5月27日(水)

太田HP(書誌案内)
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Credit:
著=エルサ・リチャードソン・訳=実川元子