『なにかが苦手な人は、めぐまれている。』と題した動画で、脳科学者の茂木健一郎氏が「人前で喋るのが苦手」と悩む人たちや、自分の不得手なことについて感じている人々に向けて、独自の視点を展開した。

茂木氏は「人前でね、喋るのが苦手ですっていう人がいたとするじゃないですか」と語り始め、そういった人々が緊張しながらも準備を重ねて話す姿は「意外とその人の人柄が現れていて、面白かったりするんですよね」と指摘。そのうえで、「何かが苦手ですって認識してる人って、かえって、いやーそれは私得意なんですとか思っちゃってる人よりも良かったりするんですよね」と持論を述べた。

茂木氏は「自分が苦手だと思ってるってことは、まず理想が高いっていうか、まだまだ自分にはできてないことがあると分かってる」と分析。これは「課題が明確」だからこそさらに成長の余地があるとし、「何かが得意だと思っちゃってる人ってのは、もう自分にはね、これ以上伸びしろがないっていうか、やるべきことがないと思っちゃってる」と鋭く言及した。

さらに「スキルが低い人ほど自分のスキルに自信がある」ことで知られる「ダニング・クルーガー効果」にも言及し、英語や他の分野の例を引き、「得意だって慢心しちゃったら、それで伸びは止まりますよね」と警鐘を鳴らした。

動画の終盤では、「何かが苦手だって思ってる人の方が僕は可能性があるし、まず自分自身の認識としてね、メタ認知がちゃんとできてるっていうことでいいんじゃないかな」と前向きに評価。「何かが苦手だと思ってるあなた、自信を持ってその苦手なことに、して頑張ってみませんか? 前向きに生きることが大事だよ」と視聴者へ力強いメッセージで動画を締めくくった。

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