脳科学者・茂木健一郎、「世界の真実」を語る「この世界しょぼいんだよ」

脳科学者の茂木健一郎さんが自身の動画で、「私なんか・・・」という人の方が誠実だと語った。茂木さんは、自己過大評価せず、「自分なんか大したことないです」と言える人に対して、「どんなにその人が活躍してても、誠実な感じがする」と述べ、世間で成功していると思われる人々と引きこもりなどの状態にある人々の間に「差がない気がして」と語った。

茂木さんは、世界を明らかに見ると「大した世界じゃないし、夢とか希望って安酒みたいなもんだ」と述べつつも、「希望を持つべきだ」との考えも示した。また、「この世界しょぼい」という認識を持つことが、「人生の真実に近い」とし、人生には「ちょっとした慰め」があるだけで、基本的にはしょぼいと主張。だからこそ、「引きこもっていても、不登校でも大丈夫」と、悩みを抱える人々にエールを送った。

最後に、茂木さんは「人生ってもともとそういうもんだから」と人生の本質を振り返り、「ちょこっと何かが付け加わると生きててよかったなと思う」と締めくくった。