脳科学者・茂木健一郎氏が、「日本の若者、学生が外国に行きたがらないことについて」と題した動画を更新し、若い世代の海外への関心が低下している現状について言及しました。動画内で茂木氏は、メジャーリーグベースボールの開幕戦で来日した人々が日本のコンビニや食文化を満喫したエピソードを紹介し、「日本の生活水準は客観的に見ても非常に高い」との認識を示しました。茂木氏は「生活インフラや公共交通機関など、日本の生活は世界でも最高峰」とし、若者が日本を離れたくない理由に理解を示しました。

動画の中で茂木氏は、留学に対する疑問も呈し、「タイムズハイアーレディケーションのランキングは英語圏有利に作られたもので、必ずしも高額な留学費用をかける必要はない」と主張しました。また、日本のアニメ・漫画文化の優位性を挙げ、「ジブリ風作品が世界的に評価されているのは、日本人の独特な世界認識によるもの」と分析しました。しかし、映画や音楽、コメディ分野では見劣りする点に課題を感じ、「これらの分野では海外の最先端と比べて遅れを取っている」と指摘しました。

茂木氏はさらに、日本の強みとして自動車産業やインバウンドの観光業を挙げる一方で、「AIやロボットなどの成長分野をもっと推進しなければ、将来の日本の安定を維持するのは難しい」と懸念を表明。しかし、現状の生活水準の高さから、「外国に行きたくないという若者の気持ちは理解できる」とし、動画を締めくくりました。

チャンネル情報

一人ひとりの「個性」が活かせて、「自由」で、「創造的」な生き方ができるように、応援するような発信をしていきたいと思います。複雑な現代を生きるための、科学、社会、本、音楽、映画、文化、芸術、人間、コメディを扱う総合的な脳の教養のチャンネルです。人間の脳のこと、人工知能のこと、創造性のこと、個性のことなどを考えます。