脳科学者・茂木健一郎、「強がっている人」に警鐘！「なんか心配になっちゃう」

脳科学者の茂木健一郎氏が自身の動画「強がっているひとを見ると心配になる」を公開。動画内で茂木氏は、世の中の強い人や権力者たちが周囲に与える影響について語った。「世の中には強い人っているじゃないですか、例えば友人関係でもそうだし」と語り始め、例えば政治家や経営者などが多くの人の人生に影響を与える存在であることを指摘。「なんか人間として上だって本人たちが思ってたりするのかもしれないんだけど」としつつも、その立場をシンプルに驚きつつ心配する姿勢を見せた。

茂木氏は、具体例としてアメリカの政治家ドナルド・トランプ氏の発言を挙げ、「トランプさんが昨日、ガザ地区の人、みんな移住したらいいんじゃないかとか、アメリカが所有するとか言って、みんな呆然としてた」と紹介。トランプ氏に対し、「世界で一番強いジャイアンなのかもしれないんだけど」と皮肉交じりに評し、その強権的な態度に心配を示した。

さらに、日常生活における権力の振る舞いについても触れ、「お店とか、タクシーの運転手さんとかにも、すごい横柄な態度をとられる方いらっしゃるじゃないですか」と述べ、普段から強い立場にある人が社会でどのように見られているか、心配の声を上げた。茂木氏によれば、「人生のあり方として、なんかいろんな人にそういう思いをさせて、大丈夫かな」と、人に威圧的な態度を取る人ほど、実際には弱さを抱えているのではないかとの見解を示した。

動画の締めくくりに、茂木氏は視聴者に対して「本当に強い人ってのは他人に対して優しいと思うんで」と独自の哲学を述べ、「そんなことを今日のクオリアエッセイではお話しました。皆さんはどう思いますか。コメント欄に書いてみてください」と、視聴者の見解を求めるコメントを寄せた。