(写真:アフロ)

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来年4月13日から10月13日まで開催予定の大阪万博。10月13日は開幕半年前であり、入場チケットの来場日時予約がはじまる。それに先駆けて9月20日、新たなキービジュアルが公開された。

キービジュアルは万博の公式キャラクターであるミャクミャクとたこ焼きを食べる女性を中心に、笑顔の子供、鉄腕アトム、ブラックジャック、万博のシンボルである大屋根リングやアンドロイド、iPS細胞の心臓、火星の石などがコラージュされたもの。その下部には「ぜんぶのいのちと、ワクワクする未来へ。」というコピーが記されている。

万博の公式サイトによると、《世代や国を超えて、誰もが「想像以上!」の万博を楽しんでいるイメージを表現しています》と説明されているこのキービジュアル。《国内外の皆さまに、さまざまな魅力が詰まった大阪・関西万博のワクワク感をお伝えするため》のもので、今後、主要交通機関のポスターやデジタルサイネージなどで展開されるという。

このビジュアルに対し、《楽しそうなキービジュアル》と評価する声もある一方で、実は困惑の声が相次いでいる。

《テキトーにそれっぽいのを全部ぶち込んだだけ。 万博のテーマとか、何も伝わってこない。 まるで地元の縁日の告知ポスター(笑) 何でたこ焼きなん?》
《万博のポスターやばすぎる たこ焼きて 文化祭か??たこ焼き食べに万博行くかって誰がなるの》
《令和万博、ワクワク感が全くないな。公園でやるイベントのような親しみやすさ。健康ランドか?未来感全くないな…。なんでたこ焼き食ってるの??? 》
《2025の万博ポスターも悪くはないんだけど、未来志向ではなく「大阪に遊びに来てね」というポスターなんだな》

多く上がっていたのは、ポスター内では手前に大きく配置されたたこ焼きを食べる女性が最も目立っており、そのほかの未来的要素が目立たないという指摘。楽しそうな感じは伝わるものの、万博の”いのち輝く未来社会のデザイン”というテーマとは少しズレてしまっているようだ。万博に期待するものが大きかっただけに、がっかり感も増してしまったのかもしれない。なお、デジタルサイネージ用の電子ポスターなどは、人型ロボットなどの未来感のあるモチーフが際立ったデザインも存在する。

朝日新聞』によると大阪万博は9月25日時点で、前売りチケットの販売枚数は531万枚。目標にしている1400万枚の、4割弱にとどまっているという。今回のポスターで、多くの人を惹きつけることになればいいがーー。