新型アルヴェルに数少ない弱点? グローブボックスが小さくなった理由とは
新型における最大のポイントは、やはりその見た目だろう。オラオラ系だった先代に比べて、上品に見える。時代性を考えて、少しおしとやかになったのだ。それでも大きなフロントグリルや眼光するどいヘッドライトのおかげで威厳も兼ね備えている。とてもバランスのとれたデザイン開発だと思えた。
といった話とは別に、今回は実車を確認して気になった部分についてお伝えしたい。まずはグローブボックスだ。
【画像】新型アルヴェルのグローブボックス
グローブボックスとは、ご存じ助手席前の収納スペース。車検証やオーナーズマニュアルなどの書類系のほか、小物を収納するためのスペースだが、開けてみてビックリ。ものすごく小さいのだ。BOXティッシュは入らなさそう。書類系を入れたら、もういっぱいという感じだ。
ボディは大きいのになぜなのか…開発陣にその理由を聞いてみると、以下のような答えだった。
「今回、衝突安全性を考慮してエンジンルームを後方(室内空間側)に移しました。でも、助手席前のスペースを狭くしたくなかったため、グローブボックスを小さくしてスペースを稼いでいます。最近はオーナーズマニュアルなどの電子化が進んでいますので」
確かに最近は車検証もコンパクトになるなど、紙の書類はその昔より減った感はある。
折角なので、他の収納スペースも確認してみることに。幅広で豪華なセンターコンソール下にはボックス型の収納がある。開けてみると、深さはあるものの「大容量!」とまではいかない感じ。また、シフトセレクターまわりは、フタ付きのドリンクホルダー(2個)とスマホトレー。ドリンクホルダーに関しては、インパネ両端にも引き出し式が備わっていて、見た目と使い勝手が両立されている。フロントドアのポケットは、A4サイズの収納スペース+ドリンクホルダー(1個)。助手席側のセンターコンソール側面にはスマホなどを入れられるポケットが用意されている。
ざっと確認したかぎり、前席まわりの収納はそれほどふんだんとは言えない印象だ。頭上にはサングラスホルダーもあったが、ちょっとプラスチッキーだったのも気になった。
後席に関しても、やはりショーファードリブン需要も見据えて快適装備を重視。例えばエグゼグティブラウンジの2列目には、アームレストに格納式のテーブルがあったり、足元の空調ダクトにはAC100電源やHDMI端子付きのコンソールボックス(AC100V電源、HDMI端子付き)、ドリンクホルダーは中央アームレスト下に。USB端子(タイプC)もちゃんと用意されていた。収納面では、前席後方、つまり2列目乗員の足元にある収納が特徴。
アルヴェルは、高級ミニバン。収納力よりも、快適性やおもてなしの装備を重視しているわけだ。でも、BOXティッシュぐらいはどこかに忍ばせておきたい…庶民感覚すぎるだろうか?
〈文=ドライバーWeb編集部〉
