トヨタ 新型「レビン」中国で発表に「日本は出ない!?」「レビンといえば2ドアでは?」反響集まる

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懐かしい「レビン」の名に反響が集まる!

 トヨタと広州汽車の合弁会社である広汽トヨタは2023年3月23日、中国で4ドアセダン「レビン」をマイナーチェンジしました。レビンと言えば、かつて日本でも売られていたネーミングとしても知られています。
 
 現在、日本では売られていない中国独自モデルの新型レビンに対し、SNSなどで反響が集まっています。

日本の「カローラ」とはちょっと違う!? 中国向け新型セダン「レビン」のフロントマスク

 レビンの名は、もともとカローラシリーズの派生モデルとして誕生したクーペにつけられたサブネームです。

【画像】中国のトヨタ「レビン」はどんなクルマ!? 写真で見る(92枚)

 手ごろなスポーティモデルとして人気を集め、中でも1983年から1987年製造の通称「AE86(ハチロク)」は今でも根強いファンを持ちます。

 ただし1990年代後半には2ドアクーペ人気も衰え、2000年には国内でカローラ レビンの販売が終了しています。

 その後中国では2014年、カローラセダンの姉妹車としてレビン(中国語名:雷凌)が新たにラインナップされました。

 今回登場したのは、2018年に登場した2代目レビンのマイナーチェンジ版です。新型では大型グリルを備えたモデルも設定され、スポーティな印象を高めています。

 SNSでは新型レビンに対し、様々な声が集まっています。

「レビンといえば2ドアだよな」「セダンなのか」「ほぼカローラじゃん」「せめてレビンと名乗るなら(スポーティなイメージの)カローラスポーツ(5ドアハッチバック)でやって欲しい」

 このようにかつてのカローラ レビンを想起した上で、4ドアのカローラセダンであることに驚いたり、嘆くような声が多く見られます。

 またトヨタの海外戦略について「インテグラと同じ手法か」との声も見られました。

 インテグラとは、ホンダのスポーティクーペ/ハッチバックモデルで、初代(クイントインテグラ)はAE86と同時期の1985年に誕生しています。その後3代目インテグラに、ハイチューンのVTECエンジンを搭載したスポーツ仕様「タイプR」を追加したことで、さらなる人気を集めていました。

 しかしそんなインテグラも、国内では2007年で絶版に。その後中国で、2021年にシビックの兄弟車としてインテグラの名が復活しており、SNSの声はこのことを指しているようです。

 一方で「大型グリルがカッコいい」「(フロント部の)日本のCマーク(カローラエンブレム)よりトヨタマークが似合う」など、中国版レビンのディテールを羨ましがる声も見られました。

 いずれにせよ反響の大きさは、絶版モデルであるレビンのネーミングに対し、国内でもまだまだユーザーの関心が高いことを示していることがわかります。

 こうした反響の大きさ次第では、今後日本市場でも再びレビンの名が復活する可能性もあるのかもしれません。