「今回の“炎上”はいわば、完全なもらい事故。ウェブCMの若い出演モデルがその演出に意見ができるわけはない。それでも続く大切な娘への初の大きなバッシングに、母親はさすがにイラだちを見せたそうです」(スポーツ紙芸能デスク)

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ヴァレンティノ公式Twitterより

 木村拓哉(48)と工藤静香(50)の次女・Koki,(18)が、イタリアの高級ブランド「ヴァレンティノ」の春夏コレクションキャンペーンのイメージモデルとして出演したウェブCMがネット炎上したのは、先月のこと。

 自然のなかで、大きな岩に敷いた和服の帯のようなものの上に座ったり、地面に直に敷かれた“帯”の上をヒールでゆっくりと歩くKoki,の姿がそこにはあった。

「レッドカーペットじゃあるまいし、着物の帯の上を歩くなんて」と、厳しい意見が集中し、3月末には動画が削除され、ヴァレンティノからも《日本の文化に敬意を込めて作成されたもので、日本の文化を冒涜するような意図は全くなく、このシーンで使われた布も、着物の帯ではありませんが、多くの方に不快な思いをさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます》と謝罪が発表されたのだ。

「『撮影のときにKoki,がこれはマズいと言えばよかったのに』といったネットでの意見が多かったけれど、それはさすがにお門違い。ヴァレンティノ側は大事になる前にと素早く削除したものの、ネット上のあちこちに動画が残っていて鎮火することがなかった。Koki,も自分のインスタに載せていた動画を削除しましたが、それについてコメントはなにもしていません。工藤も公式には何も言っていないが、クライアントとの話し合いは続いているようです」(同前)

Koki,のデビュー時からプロデュース意欲を見せていた工藤

 2018年5月。15歳のとき、突如として『ELLE JAPON』の表紙でモデルデビューしたKoki,。本名の光希(ミツキ)をコウキに変え、当初はキムタク・静香夫妻の娘だとは打ち出していなかったが、雑誌発売直前にスポーツニッポンにスクープされたカタチとなった。顔は若き日の木村拓哉にそっくりで、スラッとした体躯は母親譲り。すぐに大きな話題になった。

「親の七光りどころか、彼女の場合はその2乗ですからね。その年の8月にはブルガリのアンバサダーに日本初かつ最年少で就任、9月にはシャネルの日本初ビューティーアンバサダーに。翌年には、パリコレでシャネルのコレクションに出演してランウェイを歩いたし、今年はとうとう化粧品のエスティ・ローダーのグローバルスポークスモデルとして日本人初の契約を果たしました」(前出・スポーツ紙デスク)

 有名高級ブランドとの仕事を軒並み果たすKoki,の「プロデューサー」は、ほかならぬ工藤静香だ。Koki,の所属事務所「パープル」は25年以上前に作られた工藤静香の個人事務所で、社長を静香本人が務め、取締役には静香の母つまりKoki,の祖母の名前がある。

「ウチの娘たちは、ちょっと違うから」

「木村はSMAP解散後もジャニーズ事務所に残っているし、工藤もデビュー以降長らく大手事務所に所属していた。芸能界デビューするにあたり、大きな事務所に預けるほうが安定感があることは重々わかっているのにそうしなかった。そこには工藤の並々ならぬ娘プロデュースへの意欲があります。

『ウチの娘たちは、ちょっと違うから』と、ほかの若いタレントとは一線も二線もひく発言を以前からしていた。要は安っぽい売り出し方をしたくなかったのでしょう」(同前)

アイドル出身ながら“アーティスト”志向だった工藤

 工藤本人は、いわゆるアイドル出身だ。

 中学2年生のときに受けたオーディションがきっかけで、「セブンティーンクラブ」という3人組アイドルグループでデビュー。その後、「おニャン子クラブ」の一員となり、「夕やけニャンニャン」(フジテレビ系)でアイドル活動。17歳で「禁断のテレパシー」でソロデビューを果たしてからはヒット曲を連発。80年代にはトレンディドラマの常連俳優でもあった。

「工藤は、絵画でも二科展でよく入賞しているように、歌もタレント活動も“アーティスト”志向。アイドル時代のことはあまり振り返りたくないらしい。

 さらに、彼女は恋多き女性でもあった。諸星和己やYOSHIKIなどとの交際も散々報じられました。木村との“授かり婚”は2000年。その前年に、木村が恋人の一般女性と別れたという噂を聞きつけた工藤が、知り合いから木村の電話番号を聞き出して積極的にアプローチしてその想いを成就させたんです。だから、木村と結婚以前の話に触れられるのはイヤがりますよ」(同前)

 実は、そんな静香をずっと守ってきた存在がある。彼女の母親だ。

顔もスタイルも静香そっくりな“母”の存在

「事務所の取締役でもある母は、顔もスタイルも静香そっくりです。もともと美容師だったそうで、美意識も高い。料理人だった静香の父が15年ほど前に病気で亡くなり、いまはキムタク一家の隣りの家に暮らし、ほぼ同居状態にあります。

 このお母さんは、キムタクとの恋愛・結婚について、当時の芸能記者が話を聞きにいったときに、『わたしの自信作なのよ。それくらいの方とのお付き合いがちょうどいいでしょう』と言い放ったこともある。とにかく、娘・静香を誇りに思い、静香の個人事務所を支えてきた強い女性です」(事務所関係者)

 隣近所に住み、Koki,や長女・Cocomi(19)を育てるフォローもしてきた。木村拓哉にとってみれば義母だが、娘たちにしてみれば「ババちゃん」と愛称で呼ぶ優しいおばあちゃんだという。

 静香は自身のインスタグラムに母親の後ろ姿の写真を投稿している。母親の顔は見えないが、スタイルや佇まいが静かによく似ている。

 24時間で消えるインスタグラムのストーリーにはお揃いのマスク姿の2ショットを載せ、《母が信号待ちをしていたら、女優さんですか?と声をかけられたらしい。ナンパか?笑笑笑》というコメントを添えていたこともある。

「静香の母が、静香のことを『大スター木村拓哉の妻』としてセレブでいられるように、イメージ戦略のバックアップをしてきたのです。そしていま、静香がKoki,そしてCocomiを、『ほかのタレントとは違う売り出し方』を社長としてプロデュースしているわけです。その熱心さには工藤家のDNAを強く感じます」(同前)

 姉のCocomiは先月、明石家さんまが企画・プロデュースをするアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」に声優参加することを発表した。木村一家と家族同然の付き合いをするさんまの作品への出演となれば、それだけでも話題になることは必至だ。

 今回のネット炎上をものともせずに、事務所社長そして母・工藤静香は邁進しそうだ。

(山本 雲丹/Webオリジナル(特集班))