志村けんさん「エール」出演讃える声 常に台本持ち歩いていた

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志村けんさん(享年70)が5月1日に放送された連続テレビ小説「エール」(NHK総合)に登場した。在りし日の演技に、視聴者は見入ったようだ。

志村さんが演じたのは、童謡「赤とんぼ」の作曲者である山田耕筰をモデルにした小山田耕三。窪田正孝(31)演じる主人公・古山裕一の才能を認めながらも、その活躍を恐れているという役どころだ。

各メディアによると志村さんは今回の役柄について「俺、譜面も読めないのに、役柄はみんなが憧れる作曲家で、ちょっと意地悪っぽいところもある」「いつもの志村けんらしくない、こんなこともやりますよってところを見てもらえれば、うれしいね」とコメントしていたという。

作中で髭を生やし、威厳のある演技を披露した志村さん。ネットでは、その演技を讃える声が上がっている。

《一癖ある演技がステキ、カッコいい 最後まで演じられるのを観たかった》
《少しだけのシーンで威厳のある演技に見入ってしまった》
《一瞬誰かわからなかった。声のトーンや演技で別人になれるんだね、すごいよ変なおじさんだし志村どうぶつ園園長もやってるのに。ほんと、惜しい方を失くしてしまったんだなぁ》

志村さんはこれまで、テレビドラマに出演したことがなかった。そのため「エール」は初ドラマにして、最後のドラマ出演となった。

「志村さんはドラマのオファーを全て断ってきたそうです。ですが今回はヒロインの二階堂ふみさん(25)にも惹かれ、出演を決断したと聞きました。生前の志村さんは気合い十分で、常に台本を持ち歩いているほどでした」(芸能関係者)

今後も「エール」では、収録の済んだ志村さんの出演シーンを放送するという。その貴重な演技を堪能できそうだ。