シャープAQUOS R2は動画と静止画が同時に取れる! 既存の限界を超えユーザーに優しいスマホになった

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シャープは6月8日、フラグシップモデル「AQUOS R2」を発売。Androidスマートフォン事業で好調を続けている。今や「AQUOS R2」は、NTTドコモ、au、SoftBankの国内大手通信キャリアが取り扱う人気モデルになっている。

AQUOS R2は、
Qualcommの「Snapdragon 845(SDM845)」と4GB RAM、64GB内蔵ストレージなど、フラグシップモデルらしいスペックを搭載し、本体代金も9万円超えとなる。
しかしながら、通信キャリア独自の手厚い割引施策によって実質半額で購入できる。

AQUOS R2は、最近のスマートフォンのトレンドである
・フレームギリギリまでディスプレイを引き延ばした縦長画面
・上部のカメラ部分を避けるようにノッチ(切り欠き)デザインを採用
2年前の機種からの買い換えであれば、見た目が大きく変化したこともあり、新しくなったと実感できるモデルだ。

さらに、メインカメラもトレンドの2つのカメラを搭載し、まさに2018年のトレンド全部入りとも言うべきスマートフォンとなっている。

ただし、このように各メーカーがトレンドを追いかけることは、機能やデザインの周回遅れから免れられる一方で、横並びの機能やデザインが製品の差別化が難しくなる。
そうなると、メーカーやブランドの認知がより重要になっている。

そこでシャープは昨年、通信キャリアごとにバラバラでわかりづらかった製品名を「AQUOS R」に統一した。このことで、認知度が高まり、独自のブランディングに成功している。


そして2018年、AQUOS R2において2つのカメラを搭載し、トレンドをキャッチアップしただけではなく、新しいカメラの使い方を発明した。

スマートフォンが2つのカメラを搭載する理由は、画質向上と広角や望遠撮影のサポートだ。スマートフォンは薄型である本体の構造上、長さが変化するズームレンズをボディに搭載することが難しい。さらに極小のイメージセンサーに起因するノイズの発生などもある。こうしたスマートフォンの弱点を2つのカメラを搭載することで克服するためである。

しかしAQUOS R2が2つのカメラを搭載するのは、こうしたスマートフォンの弱点克服ではない。

スマートフォンでの撮影スタイルを根本的に変えるというコンセプトだ。

それは、2つのカメラで動画撮影と静止画撮影が同時に行えるというものである。これまで、スマートフォンはもとより、デジタルカメラやビデオカメラでは、静止画は静止画、動画は動画と、使い分けてきた。

しかしながら、旅行やイベント、日常の風景でも撮影後に決定的瞬間は
・静止画ではなく音と映像で雰囲気が伝わる動画で残しておけば良かった
・動画ではなく高画質で高精細な静止画で残しておけば良かった
とあの時こうしておいたら・・・と、思ったことはないだろうか。

シャープは、こうした“タラレバ“への解決策として、
・超広角レンズの動画専用カメラ
・静止画専用のカメラ
この2つのカメラを搭載し、動画と静止画の垣根を取り払った。
約830万画素の4K動画と約2,260万画素の静止画撮影が同時に行えるようにしたのだ。

スマートフォンのカメラと言えば静止画というイメージであった。
だがAQUOS R2では、まずは動画を撮影しながら、いいなと思ったところでシャッターボタンを押して静止画も撮影することができる。
これなら、決定的瞬間を取り逃がすこともなく、2,000万画素を超える高画質な静止画も残しておくことができる。

動画撮影の操作はスタートとストップ操作だけなので、あとは静止画の撮影に集中しておくだけで良い。

こうすることで、子どもの寝顔やふとした瞬間、ペットの可愛いしぐさ全部を動画と静止画で残せる。思い出として残しておくのもよし、面白動画としてSNSで公開するのもよし、撮影スタイルが自由になったことで、新たな発見もあるのではないだろうか。決定的瞬間を撮り逃しても、動画から静止画を切り出すことも可能なので動画の同時撮影も無駄にはならない。

撮影可能なライブなどでこの機能は役立つ。こちらは、東京・品川、渋谷などで開催されている東京アイドル劇場に協力を頂きTokyo Girls Project公演を撮影させて貰った。


<ライブと動画の相性は抜群だ>


<動画を撮っていることを意識することなく2260万画素の静止画も撮影できる>


さらに、シャープは動画撮影時に、被写体やシーンを認識するAIを活用することで、AIが自動で静止画も記録する機能も搭載している。

一瞬すぎて見逃したシーンも、AIがベストショットとして静止画を記録してくれるのだ。


<イベントが開催されていたので歩きながら動画を撮影>


<特に静止画を撮ろうとは思っていなかったのだが、AIが最適な構図を見つけて静止画も記録してくれていた>


とはいえ、AIの認識は人の感じ方と異なるため、ここぞと言うときに撮影してくれないこともある。かといって、無尽蔵に静止画を撮影されても困りものだ。AIの認識向上と多すぎず、少なすぎない“ちょうど良い”枚数で撮影してくれるようチューニングして欲しいところ。

シャープはAQUOS R2で動画と静止画の垣根を取り外し、ほかのスマートフォンではできない新しい撮影スタイルを発明した。

2つのカメラを搭載するスマートフォンでは、
・画質向上のため
・広角・望遠撮影のため
そしてAQUOS R2の
・静止画と動画同時記録するため
と、3つの方法が生み出されている。

今後のスマートフォンのカメラは、どのように進化で差別化を図るのだろうか?
注目したい。
執筆  mi2_303