ダイハツがIoTで自動車点検作業を3割短縮
仕組みはシンプル。整備士の胸元につけたウエアラブルマイクのスピーカーを通じ、システムが点検項目を読み上げる。読み上げられた作業を終えると、整備士が「良好」や「交換」などの結果を発話。システムが高精度に認識し、内容を自動記録する。タイヤなどのボルト締め付け時の数値を記録し、データ転送できるデジタルトルクレンチも用いる。
作業時間短縮に加え、点検整備シートの電子化による顧客管理体制強化も見込める。各点検項目の所要時間が記録でき、ガイド機能もあるため、新人教育にも活用していく。
新システムは海外の取り組みを応用した。車検制度のない海外は、整備士育成が日本より難しい。新人は同じことを繰り返し、トレーナーに聞きにくい。そこで海外事業では、ビデオや音声ガイドを使った教育プログラムを採用。成果を上げる同取り組みをヒントにした。音声認識を手がける企業の協力も得て、実店舗で実証実験を重ね、導入にこぎつけた。
(文・松中康雄)
