YouTubeチャンネル「パクくんの東大留学」が、「私が"日本での医師生活"を選んだ理由...在日韓国人3世の告白」と題した動画を公開した。東京・赤坂で皮膚科クリニックを運営する在日韓国人3世のイ先生が出演し、日本で生まれ育った自身のアイデンティティや、医師としてのキャリア選択について赤裸々に語った。

動画ではまず、イ先生の生い立ちに言及。日本の学校に通い、通称名ではなく韓国名で生活してきた彼女は、幼少期に周囲から「何人?」と聞かれることに違和感を抱いていたという。特に日韓ワールドカップの際、友人に「どっちを応援するの?」と問われたエピソードを披露。「どちらか側に立たなきゃいけないんだ」と感じた当時の戸惑いを振り返った。また、東日本大震災の際には、日本人の秩序ある行動が称賛される中で「自分も泥棒しないし、みんなと変わらないのに、そこ(日本人)には入れない」と、見えない壁に寂しさを覚えた経験も明かした。

話題は国籍や職業選択にも及んだ。帰化については「書類上日本人になっても中身は変わらない」とし、逆に韓国に行っても「文化的には日本人的」であるため、「中途半端な存在」であることに苦しんだ時期もあったと吐露。しかし現在は「この曖昧さや面倒くささを愛して生きていこう」と吹っ切れた様子を見せた。医師を選んだ背景には、「資格のある職業に就きなさい」という父の教えがあったとし、就職差別などのリスクを回避する意図があったと推察した。

また、韓国での医師活動については「無理そう」と苦笑い。学生時代に韓国の病院で実習を行った際、軍隊のような厳格な上下関係や、暗黙の了解で動く空気に圧倒されたという。「自分は日本語の方が得意」とし、現在は赤坂という土地柄を活かして、韓国語しか話せない患者にも安心感を与える医療を提供していると語った。