フィオレンティーナのルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥ(29)がバカンスを終え、クラブの本拠地のあるフィレンツェに戻った。

 ASローマ移籍が根強く囁かれるムトゥだが、「モチベーションは高い。合宿に合流し、練習する日が待ち遠しい。明日午前にメディカルチェックを受け、午後には合宿の行われているカステルロットへ向かう」と語り、フィオレンティーナ残留を示唆した。

 一方、フィオレンティーナとの契約問題に関してムトゥは、ノーコメントを貫いた。

 今季終了後、ムトゥは年俸引き上げを訴えたが、クラブ側は「アドリアンはフィオレンティーナで最も年俸の高い選手だ。今以上の年俸を望むのであれば、放出も視野にいれなくてはならない」と語り、両者の間に一時不穏な空気が漂っていた。