ROLAND「“好き”という気持ちは“天気”と一緒」メディアで話題の現代ホスト帝王が語る“恋愛”【インタビュー後編】

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 ブロンドヘアにサングラス、黒のタキシード……
 一見ちょっと怪しげなその男は、現代ホストの帝王と称されるROLANDだ。

いま、編集部注目の作家

 新宿・歌舞伎町の「PLATINA-本店」の歴代売上記録保持者で、最高月額売上は6000万円。

 加えて、接客でお酒を飲まないことや、売掛(代金をお店やホストが一時的に立て替えること)をせずキャッシュで支払ってもらうなど、従来のホストに比べて異端なやり方で成功をおさめて話題になった。

 そんな彼の処女作となる『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(KADOKAWA)が3月11日に発売。記念インタビューを行った。

 前編では、ホストになった経緯やいかに意志を貫いてきたのか、モチベーションついて伺った。後編では、ホストであるROLANDさんが考える「好き」という気持ちとの付き合い方について。

妹に「キモい」と言われた

――なんでも完璧で負けなしという印象の強いROLANDさんですが、書籍では双子の妹さんとの微妙な関係についても書かれていましたね。

ROLAND:昔はね、仲よかったんですけど。僕が15歳で家を出るときまではよく一緒に遊んでいたし、それこそわりと最近までは「テレビで見たよ、格好良かったね」とか言ってくれてたんです。でも、妹が海外に留学したあたりからですかね、なんだか大人になったのか、よそよそしくなってしまって。

――なるほど。

ROLAND:ある日「彼氏ができた」というので三人で食事をしたんですけど、つい僕がお節介で「お前に何ができるの?」「俺よりいい男とだったら付き合ってもいいけど」みたいなことを言ってしまったんですね。そこで気まずい空気が流れたあと、お店を出てから妹に「お兄ちゃん、一個言っていい? マジでキモいんだけど」って。

――「キモい」はきついですね…。

ROLAND:心が割れる音がしました。

――じゃあ、今もよそよそしいんですか?

ROLAND:煙たがられてはいますね。こないだも、母伝いで妹が将来について悩んでいると聞いたので、双子なので同い年ではありますけど社会人の先輩として、アドバイスをしてやろう、とLINEで色々と教えてあげたんです。将来の夢の見つけ方とか。みんながお金払ってインタビューしにくるような内容を無償でね、30分くらいかけて長文のメッセージを打って、送った。

――返事は来ましたか。

ROLAND:3秒で既読がついて、5秒後には無料スタンプがひとつだけ。

――なるほど…。

ROLAND:せめて有料にしろよ、って。

――そういう問題ですか?(笑)

ROLAND:最初からデフォルトで入ってるやつやん、って。絶対読んでない。絶対に友達とかに見せて、「お兄ちゃんからこんな長いLINEきたんだけど、やばくない? マジウケるんだけど」とか言っているんだろうな、って。でもまあ、いつか思いが伝わって、いいお兄ちゃんだなって気づいてくれたらいいな、と思っています。

好きは「天気」だからコントロールしない

――書籍では、好きという気持ちは直観だから説明できるものではない、というお話が書かれていました。納得する一方で、お客さんに好きになってもらうホストという職業のROLANDさんはどのように相手の感情と向き合っているのか、というのが気になりました。

ROLAND:「好き」という相手の感情は天気と同じようなものだと思っています。自分じゃ関与できないところ。そこをどうこうしようと思うから苦しくなるんじゃないですか。どうにもならないことを頑張っても疲れちゃうだけなので、そういうものだな、と開き直る。雨の日もあれば、晴れの日もある、それでいいじゃないか、と。だから、「どう向き合いますか?」という質問に対する答えは「あるがまま」です。

――「異性の心の掴み方」を指南するようなコンテンツはけっこうたくさんあると思うのですが、ROLANDさんはそういったものには一切関心がない?

ROLAND:興味がないというか、本屋で『雨の降らせ方』みたいな本があったとして、買いますか?っていう話。……気になって買っちゃうかもだけど。

僕のこと好きになる気持ち、わかる。

――ということは、たとえばお客さんでどれだけROLANDさんのことを好きだと言ってくる人がいたとしても、それはROLANDさんの手柄という感覚はあまりないんですね。

ROLAND:なるべくしてなった、それだけですね。でも、なっちゃうよね、とは思う。「俺と一緒にいたら好きになっちゃうよね」って。僕は正直、万人受けする見た目ではないんだけど、一緒にいたら絶対に惚れさせる自信があるんですよ。

――その自信の根拠は、「俺だから」ですよね。

ROLAND:ガチで狙った子は絶対に落ちる。

――100戦100勝ですか。

ROLAND:敗北をしてみたいよね、むしろ。そもそも、男女問わず、俺が仲良くなりたいと思った相手とはだいたいいつもすぐに打ち解けるんだよね。GACKTさんも初めてお会いした日にはすっかり仲良くなっていたし、綾野剛さんとこの間飲んだんですけど、このときも初めましてだった。

 惚れさせるコミュニケーションスキルって、男女問わずなところがあると思っていて。もちろん、女性に惚れさせるのと、男性と仲良くなるというのは違うスキルだと思うんだけど、根底には共通する部分がある。一緒にいて楽しいな、と思わせるのが僕得意なんです。

――その相手に楽しいと思ってもらうコミュニケーションは、どこがポイントになるんですか。

ROLAND:とにかく相手の反応を見ること、かな。敬語だけで会話をしていたら平行線で終わるけど、どこかで踏み込むチャレンジをすることで打ち解ける可能性がある。その踏み込むタイミングも、失礼にならないところであれば好意的に受け取ってもらえるかもしれない。ジョークも、相手が不快にならないようなところでひと笑いとってみて、「ああ、この人はこういうことで笑うんだな」というのを考えてみる。

――洞察力があるんですね。ちなみに、逆にモテない人がやりがちなコミュニケーションってありますか?

ROLAND:楽しそうに喋れない人、かな。それは本当に楽しくないのか、シャイだったり苦手意識があったりするからなのかはわからないけど、楽しそうに喋れない人ってそれだけですごく損をしていると思う。相手が笑っているからこそ「あ、一緒にいて楽しいな」って思えるわけじゃないですか。だから、どれだけシャイでも、どうしたら楽しく見えるかな、というのを演技でもいいから試してみたらいいと思います。

――演技でもいいから、なんですね。

ROLAND:他人の心が天気であるのと同じように、自分の心も天気なんです。簡単にコントロールできるものではない。でも、仕草であれば容易に変えられるじゃないですか。だから、まずは自分でコントロールできるところから変えてみたらいいんじゃないかな、って。

取材・文=園田菜々 撮影=428.kei/muse design&edit

【前編】「自信の源は“俺だから”」最高月額売上6000万円。ホストを始めたきっかけ、新人時代とは――

ROLAND(ローランド)
1992年7月27日、東京都出身。血液型AB型。身長182cm。ホスト、ファッションモデル、タレント、実業家。現代ホスト界の帝王と称される。株式会社シュヴァルツ所属。ローランデール株式会社会長および株式会社シュヴァルツ、株式会社ROLAND ENTERPRISEの代表取締役社長を務める。高校卒業後、大学に進学するも入学早々に自主退学し、2011年4月、18歳でホストを始める。2013年、21歳の時に史上最高額の移籍金で KG-PRODUCE に移籍し話題になる。2017年、25歳の時に同グループ取締役に就任。2018年7月のバースデーイベントでは 6000万円以上の売上を記録し、グループ歴代売上最高記録保持者となる。同年末に現役ホストを引退。2019年1月、独立。ホストクラブ「THE CLUB」のオーナーを務めるかたわら、美容品のプロデュースやアパレル事業、メンズ美容サロン「ROLAND BeautyLounge」のオーナーも務めるなど、実業家としても活躍中。メディア出演多数。本書が初の著書となる。
※本書において著者に支払われる印税は、カンボジアの子ども達の育英と、東日本大震災をはじめとする日本各地の復興のために全額寄付されます。

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