FKの際に“壁を3枚作る”珍しいトリックプレー…結末は?

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イングランド2部フットボール・リーグ・チャンピオンシップ。

先週末行われたバーミンガム対ブレントフォード戦で、ちょっと珍しいトリックプレーが生まれたという。

Just when we thought the festive period was over... The @BrentfordFC Xmas tree routine Catch all the goals from 9pm https://t.co/zyKtkWhsOy
- Football On 5 (@FootballOn5) 2016, 1月 2

場面は黒いユニフォームのブレントフォードがフリーキックを獲得したシーン。

青いユニフォームを着たバーミンガムの選手たちは9.15m離れて壁を作っているのだが…なんとその前にブレントフォードの選手たちが2枚も壁を作っていたのだ!

2枚の壁を作るブレントフォードの選手たち

静止画で見るとこの通り。なかなか見ない形である。

この後、最前列の壁がクルッと反転したのを合図に2枚目の壁はバーミンガム選手たちをブロックしに行き、リース・ブラウンがこの位置から直接ゴールを狙った。しかし、ボールは枠をわずかに外れゴールとはならなかった。

壁の枚数が前列に行くほど少なくなっていることから、英国『Channel 5』はこのトリックプレーについて「Xmas tree routine(クリスマスツリー・ルーティーン)」と紹介している。

壁に7人、キッカーに2人。計9人が協力してのやや大がかりなセットプレーであった。

ちなみに、これに近いトリックプレーが昨年のUEFAチャンピオンズリーグでもキマっている。

今シーズンのCL、リヨン対ヘント戦。

ダニエル・ミリチェヴィッチが決めたフリーキックがこれ。

De boogschutter van @KAAGent doet het weer. @Milicevic_D krult de 1-1 erg knap voorbij Lopes in doel. #olygnt pic.twitter.com/CA9Vbgc1Sk
- Stadion (@VTMStadion) 2015, 11月 24

ボールを隠すようにして立ったヘントの選手たちが、ホイッスルと同時に壁の方へと一斉にダッシュ!

この動きがリヨンの選手を攪乱させ、見事ゴールを奪うことに成功した。

ベルギー『VTM NIEUWS』は今回のブレントフォードのフリーキックについて、「ヘントの模倣を失敗した」と報じている。