日頃、何げなく使っているタオル。これを起爆剤に再生した地方都市がある。瀬戸内海沿岸の愛媛県今治市の特産品「今治タオル」だ。一時は消滅の危機に陥っていた伝統工芸品の復活劇は全国の地方自治体から地方再生のモデルケースとして熱い視線を集める。吸水性に優れ、白色が映える今治タオルは120年の歴史を持つ。だが、バブル崩壊で需要は一気に冷え込む。今治タオル工業組合の井上裕基理事長は「一時は生産量が年間1