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自動車整備、設計開発、カスタム、モータースポーツ、など車に関することを学ぶことができる日本自動車大学校(NATS)の生徒達が、1月12日(日)まで幕張メッセにて開催されている東京オートサロン2020に向けて製作したカスタムカーの数々が会場で注目を集めた。

まずは2020年の出展車をご紹介。個性溢れる1台ばかりだ。すべての写真を見る

NATS FIRE&PRINCE 

ベースモデル:日立 ECO5-Z

今から30年前に地元消防署が製作した”ちびっこ消防車”は、防火教育の場で活躍してきた。しかし、経年劣化が著しく、NATSにリメイクを依頼。そして誕生した1台だ。もちろん、走行から放水まで消防体験が可能。

NATS JIMNY ADVENTURE 

ベースモデル:スズキ ジムニー シエラ
ジムニーの2台コンセプトであるリバイバル、世界の奥地へ分け入る悪路走行性をさらに追求し、無限大に広がるジムニーの可能性を示した1台。NATS創立30周年記念に製作された。

NATS CX-Runner 

ベースモデル:マツダCX-5
上質なラグジュアリーSUVをベースにオフロード走行性を追求したレーシングトラックスタイル”プレランナー”をイメージしてカスタマイズされた。ボディリフトアップやピックアップトラック化し、本格的なオフロード走行が楽しめる。

NATS A90 Soider 

ベースモデル:レクサス SC430
ハリウッド映画『ワイルドスピード』に登場する80スープラをイメージし、新型スープラのレプリカオープンモデルを製作。2JZエンジンを載せ、オリジナルエアロを装着。映画さながらのNOSシステムも搭載。

NATS 2020GT 

ベースモデル:スズキ カプチーノ
日本のシャコタン・ツライチを起源とし、アメリカを中心として流行しているカスタムスタイル”スタンス系カルチャー”のイメージを取り入れ、旧車の中でも人気のトヨタ2000GTをモチーフに製作したもの。

NATS Easy Camper 

ベースモデル:スズキ ラパン

2019年のオートサロンでNATSがデビューさせ話題を呼んだNATSアドベンチャーにインスパイアされた1台。極限まで下げられたスラムドドラッキン×ジムニーという作品。

NATS LS86

 ベースモデル:トヨタ カムリ

広々乗れるスポーツセダンをコンセプトとしている。86にはない居住性とスポーティーさを兼ね備えたセダン型の86を提案する1台。

NATS R35 Road Star

 ベースモデル:ニッサン フェアレディ2

公道仕様でありながら、極限まで高められたポテンシャルを持つフェアレディZをベースに、オープンカーの解放感とスーパースポーツのスパルタンさを高次元でクロスオーバーさせ、スーパースポーツの新境地を開く1台として仕上げられた。

また参考出品としては、下記の2台が出展された。

F4 NATS-001


童夢製カーボンモノコックをベースに、F4カテゴリのレギュレーションに合わせ、授業で各部のパーツ製作を行い製作されたオリジナルマシン。2013年からコンストラクターとしても参戦中。

Formula Factory NATS-10


NATSオリジナルフォーミュラマシン。旋回性能の深化をテーマに軽量化、安全性能、整備性を高次元で融合させた車両設計を実施。

では、このカスタムカーを出展するまでの過程はどのようなものであったのだろうか。チーム全員で協力しながら、以下のような過程を通っていく。 
? ボディデザイン 
コンセプトの企画とカーデザインのラフスケッチ。平面図から立体図へと仕上げていき、最後にプレゼンテーションを行う。 

? 車体加工実習 基礎加工実習で習得した金属加工や木工加工、FRP加工等の技術をもとに製作を行う。 

? 塗装実習 調色器による塗料の調合、マスキング、中塗り、上塗り、と一連の塗装の流れを本格的なブースで体験する。 

? 東京オートサロン出展 搬入出から設営、接客応対なども行う。 
イベント終了後は、改造申請書の作成などを行い車検習得実習へ。

車検を習得すると、最後には車両の耐久性や燃費、様々な点検項目のテストのためにテストドライビングを行う。カスタムカーが列を成し公道を走るという、全員が楽しみな瞬間であるに違いない。

 
若者の自動車離れが言われる時代だが、このような場を見ると、まだまだ車を愛している若者はいるのだと直感的に感じさせられる。
ユニークなカスタムカーだけでなく、誇らしげな学生達の、希望に溢れた姿にも注目していただきたい。