TOHOシネマズが空調故障で“サウナ状態”も上映強行か、運営は「取材お断わり」問われる映画館の“安全配慮”
今年4月、気象庁が最高気温40度を超える日について、“酷暑日”と命名。茹だるような災害級の暑さが日本列島を襲っている。
【写真】映画館が“サウナ状態”!?真相を説明したTOHOシネマズ
映画館がサウナ状態に
「7月20日からの1週間では、1万8000人以上が熱中症とみられる症状で救急搬送されています。この数字は昨年同時期の1.7倍に当たります。
第一生命経済研究所は、2008年から熱中症による救急搬送人員を記録していますが、昨年は調査開始から初めて全国の搬送者数が10万人を越えたと報告しています。今年も各地で猛暑日、酷暑日が記録されていますし、“自分はならない”と過信せず、こまめな水分補給を心がけたいですね」(全国紙社会部記者、以下同)
厚労省の公式サイトでは、熱中症について、《高温多湿な環境下において、体内の水分及び塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、循環調節や体温調節などの体内の重要な調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称》と説明されている。
「熱中症は室内で何もしていない時でも発症する可能性があり、最悪の場合は死に至ることもあります。“涼しいから”と安心しすぎないことを留意したほうがよいでしょう」
室内でも危険信号が出されている中、長時間滞在を前提とした映画館で空調が壊れるというトラブルが発生したという。
「8月2日にX上で“拡散希望”というハッシュタグとともに、TOHOシネマズ大井町で空調トラブルがあったという投稿が拡散されました。投稿者によると、館内は“サウナ状態”だったといい、体調が悪くなるほどの危険な暑さだったと説明しています。
しかし、映画館側は空調不良を把握したうえで上映を強行していたとのこと。クレームを入れた人にはお詫びチケットを配布したといいますが、そのほかの人にはお詫びも説明もなかったそうです。この映画館の対応に多くの批判が寄せられています」(映画ライター、以下同)
この投稿に対しては、
《これ、本当ならかなりマズイのでは?》
《お客を入れたらダメじゃないかな》
《普通なら上映中止にするけどこの週末は強タイトルが多すぎてお金に目が眩んじゃったね…》
などの声が寄せられた。
TOHOシネマズの見解は
現在、TOHOシネマズ大井町の公式サイトを覗くと、《館内空調環境に関するお知らせ》と題した文書がポップアップで表示される仕様になっている。
そこには、《現在、当劇場では外気温により館内の空調環境に影響が生じており、劇場ロビーおよび一部シアターに置いて十分な空調効果を発揮できていない状況が生じております(中略)》と記されていた。
8月3日夜時点で、工事がなされ、現在の館内環境は改善に向かっているとされていた。拡散された事象は事実ということになるが、映画館側の対応の真偽はどうなのだろうか。確かめてみるべく、TOHOシネマズ株式会社に問い合わせてみたが、
「取材はお断りしているため、回答は差し控えさせていただいております」
とのことだった。
室内での熱中症にも注意が必要になっている今、安全で快適な鑑賞環境の提供はエンタメ施設として何より優先されるべきではなかろうか。
週刊女性PRIME

