熊本出身の高良健吾「報道と現地の声はまた違う」と現地の状況を伝える 「人が人を見る場所が物資不足」
俳優の高良健吾(38)が3日、都内で原田琥之佑(16)とダブル主演するNHK特集ドラマ「手塚治虫の戦争」(12日後10・00)の取材会に参加した。どん底でも執筆に挑む1970年代の手塚治虫(高良)と、手塚が戦時下の自身を投影して創作した漫画「紙の砦」の主人公(原田)の2人を描く物語。
取材会の冒頭、熊本県出身の高良は最大震度7を観測した地震が発生したことを受けて「前回の地震から10年でまた大きな地震が起きて、復興の様子も見てきたので、胸が痛みます」と吐露した。被害を受けている八代市にいとこが住んでいるといい、数日前まで車中泊をしていた現状を伝えた。
そして「いとこから現地の声として聞いたものがあるので、ここでしゃべらせてもらえるとうれしいです」と切り出した。老人ホーム、保育園などを実例に挙げて「人が人を見る場所にいろんな物資が足りてない状況」と訴えた。また、「水が足りててもお風呂に入れない状況が現地ではあるみたいです」とも述べた。「報道と現地の声っていうのはまた違うと思うので、こういう場所から発信することによって、いろんな人に伝わっていけばいいなと思っています」と言葉に力を込めた。
「僕ができることは、復興を今この瞬間だけじゃなくて継続的に向き合っていくこと」と自身に言い聞かせるように話し、「被災された方々が1日でも早く日常を取り戻せることを祈るばかりです」と胸の内を明かした。

