300店巡ったライター・シュウスケ厳選、酒が飲める立ち食いそば店3選 ちょい飲み派におすすめ!
立ち食いそば店は、早く安く一杯をすませる場所--そんなイメージを持つ人は多いかもしれません。しかし近年、揚げたての天ぷらや刺身、手頃なつまみをそろえ、早い時間から気軽に飲める店が増えています。
今回は、そばのおいしさはもちろん、酒とつまみの満足度、立ち寄りやすさにも注目し、ちょい飲み派におすすめしたい立ち食いそば店を3軒厳選しました。朝飲みや昼飲み、仕事帰りの軽い一杯が楽しめる店をご紹介します。
京都出汁のそばと築地の肴を、朝から気軽に楽しむ―麹町『築武士/TSUKIJI SAMURAI』
まず紹介したいのは、麹町の『築武士(つきぶし)/TSUKIJI SAMURAI』です。氷やドライアイスを飲食店やホテル、築地や豊洲の仲卸などに供給する築地魚河岸氷販が、2023年3月にオープンしたお店です。「出汁は京都、食材は築地」を掲げ、立ち食いそばの手軽さと立ち飲みの楽しさを兼ね備えた店として、オフィス街で人気を集めています。

場所は東京メトロ「麹町駅」から徒歩1分。駅直結のオフィスビルの地下1階です
夕方から酒場に変わる店は少なくありませんが、こちらは開店直後から一杯やれるのがうれしいところ。そばを待つ間に酒を楽しみ、揚げたての天ぷらや刺身をつまみに、早い時間からちょい飲みを楽しめます。
ここでぜひ味わってほしいのは、京都の老舗出汁専門店にブレンドを依頼したという関西風のつゆが自慢のそばです。つゆをひと口すすると、かつお節、さば節、昆布の風味が広がり、そのやさしい味わいはそば通からも高い評価を得ています。

今回はホッピーと「アジ天そば」を注文。ドリンクはビール、サワー、ハイボール、地酒、焼酎などがそろっています
さらに心をくすぐるのが、築地や豊洲から仕入れた海鮮系のつまみです。マグロブツや漬け、ネギトロといった刺身、アジ・イカ・キスの天ぷらなど、魚好きなら目移りしてしまう品々がメニューに並びます。

「アジ天そば」。関西風の透き通ったつゆからは出汁の香りがふわりと漂います
そばもつまみも満足度が高く、昼時には近くで働く人たちが行列をつくるほど。早い時間から酒とそばを気軽に楽しみたい人に、ぜひ訪れてほしい一軒です。
[店名]築武士(TSUKIJI SAMURAI)
[住所]東京都千代田区麹町4-8-1 麹町クリスタルシティ東館 B1F
[営業時間]7:30〜21:30(月〜金)
[休日]土曜日・日曜日・祝日
[交通]東京メトロ有楽町線「麹町駅」から徒歩1分
朝飲みもそばも楽しめる、使い勝手抜群な一軒―池袋『梟小路』
ちょい飲みから、ゆっくりとお酒を楽しみたいときまで頼りになるのが、池袋の『梟小路(ふくろうこうじ)』です。朝8時から深夜12時まで通しで営業しており、朝飲みから仕事帰りの一杯まで、気分に合わせて使えます(水曜日・土曜日は朝10時から)。店内はイス席ですが、立ち食いそば店のような気軽さでふらりと立ち寄れるお店です。

場所は各線「池袋駅」東口から徒歩約8分。食事のみは券売機、飲み利用は入店時にスタッフに伝えて口頭で注文します
この店の魅力は、ドリンクもつまみも手頃な価格で楽しめること。ドリンクは生ビール(中ジョッキ)が500円、ハイボールが450円、酎ハイが300円。つまみは300円から400円台が中心で、種類も豊富。なかでも「天ぷら盛り(5個)」(400円)は、注文を受けてから揚げる本格派で、揚げたてならではのサクサク食感が楽しめる人気の一品です。

酎ハイを飲みながらいただいた「天ぷら盛り」。天つゆと塩の両方がつき、二つの味で楽しめます
締めには「せいろ蕎麦」(400円)がおすすめ。かつお出汁が香るつゆにくぐらせていただくそばはのど越しも抜群で、飲んだあとにもぴったりです。

「せいろ蕎麦」は茹でたて。しっかりとコシがあり、さらりと食べられる一枚です
看板に「創作生蕎麦」と掲げているだけあって、「麻婆蕎麦」「キクラゲ温玉蕎麦」「ネギ煮豚蕎麦」「しめじベーコンのつけ蕎麦」といった個性的なメニューも。定番に加え、個性豊かなそばを楽しめるのも、このお店の魅力の一つ。そばを味わうも良し、ちょい飲みを楽しむも良し、しっかり酒を飲むも良し。思い思いの楽しみ方ができる、懐の深い一軒です。
[店名]梟小路
[住所]東京都豊島区東池袋1-26-4 サンフラワービル1F
[営業時間]8:00〜24:00(月・火・木・金)10:00〜24:00(水・土)
[休日]日曜日
[交通]各線「池袋駅」から徒歩8分、東京メトロ有楽町線「東池袋駅」から徒歩5分
駅から30秒、揚げたて天ぷらで昼飲みを楽しむ―綾瀬『立ち食い蕎麦 酒処 綾』
綾瀬の「立ち食い蕎麦 酒処 綾(かど)」も、そばと酒を楽しみたい人におすすめしたいお店です。2024年12月開店の比較的新しい店ながら、午前中から夜まで一杯楽しめる立ち食いそば店として、酒好きの間でも人気を集めています。

場所は綾瀬駅の東口改札を出て徒歩30秒。駅直結の商業施設「綾瀬リエッタ」内にあり、立ち寄りやすい好立地です
この店でまず目を引くのは、天ぷらの種類の豊富さ。30種類以上あり、キス、ハゼ、メゴチといった天ぷら専門店で見かけるような品まで楽しめます。店長は、天ぷら店や鮨店などで50年以上腕を磨いてきた料理人。壁には「メヒカリ天ぷら」「うな肝焼き」「ハモ湯引き天ぷら」など、酒飲みにはたまらないメニューが書かれた短冊が並んでいます。
ドリンクは生ビール、ハイボール、サワー、焼酎がひと通りそろい、日替わりの地酒が用意されているのも日本酒好きにはうれしいポイントです。

生ビールを片手に待っていると、出てきたのが揚げたてのハゼの天ぷら。別皿の塩をほんの少しつけて口に運ぶと、軽やかな衣の奥から白身魚の上品な旨味がじんわり広がります
そばの一番人気は「げそ天そば」(600円)ですが、「紅生姜天そば」(400円)もおすすめ。紅生姜天は絶妙な揚げ具合で、口に運ぶと爽やかな辛味が広がります。時間が経つにつれ、つゆに紅生姜の刺激が溶け出し、少しずつピリ辛に変わっていく味わいも、このそばならではの楽しみです。

立ち食いそばファンに根強い人気がある「紅生姜天そば」。鮮やかな紅色が食欲をそそります
初めて立ち食いそば店でちょい飲みを楽しみたい方には、ワンドリンク、前菜3種、天ぷら2品がセットになった「綾セット」(900円)がおすすめ。駅近で立ち寄りやすく、気軽にちょい飲みを楽しみたい人にぴったりの一軒です。
[店名]立ち食い蕎麦 酒処 綾
[住所]東京都足立区綾瀬3-1-16 綾瀬リエッタ内
[営業時間]7:00〜21:00
[休日]不定休
[交通]JR常磐線・東京メトロ千代田線「綾瀬駅」から徒歩30秒
【著者紹介】
シュウスケ。ライターとして求人サイトの広告制作に携わる一方、ライフワークとして立ち食いそば店巡りを続けている。気軽においしいそばが味わえる立ち食いそば店をこよなく愛し、これまでに300店以上を訪問。店ごとの一杯の個性と、その店ならではの空気感を伝えることを大切にしている。現在、東京都と島根県松江市で2拠点生活をしており、noteで情報発信中。

