FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長 Photo/Getty Images

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ワールドカップ決勝で予定されている異例のハーフタイム演出が、早くも物議を醸している。

FIFAは現地19日(日本時間20日)にニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで開催される2026年ワールドカップ決勝で、史上初のハーフタイムショーの実施に伴い、通常15分のハーフタイムを20〜30分程度まで延長する計画を進めているようだ。

米『The Athletic』によると、FIFAはハーフタイムについて約20分を目安としているという。一方、英『Telegraph』は、イギリスで中継するBBCとITVが最大30分のインターバルを想定して放送の準備を進めていると報じており、従来の15分の倍になる可能性が浮上している。

決勝では、コールドプレイのクリス・マーティンが監修するハーフタイムショーが開催予定。ジャスティン・ビーバー、シャキーラ、BTS、マドンナ、バーナ・ボーイ、世界的指揮者のグスターボ・ドゥダメル、PS22コーラスに加え、『セサミストリート』や『ザ・マペッツ』のキャラクターも出演するとされている。

国際サッカー評議会(IFAB)の競技規則では、ハーフタイムは15分を超えてはならず、延長は主審の許可がある場合に限られる。しかし、FIFAは昨夏のクラブワールドカップ決勝でも約24分間のハーフタイムショーを実施しており、今回もルールを覆す演出をめざしているようだ。

現時点でFIFAはハーフタイム全体の所要時間を正式には明らかにしていないが、従来の15分という慣行を超える可能性が高いとみられている。

2024年のコパ・アメリカ決勝ではシャキーラがハーフタイムショーを行い、第2ハーフ開始まで約26分を要した。当時はコロンビア代表を率いていたネストル・ロレンソ監督が長すぎる中断時間に不満を示すなど、試合への影響も議論を呼んだ。

FIFAは大会のエンターテインメント性を高める狙いだが、SNS上では試合の流れや選手のコンディションに及ぼす影響が懸念されている。高額チケットに加え、今大会で導入された3分間の飲水タイムも「広告枠を意識した施策ではないか」との見方が上がるなど、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に対する「サッカーよりもビジネスを優先している」との批判は少なくない。

史上初となるW杯決勝のハーフタイムショーは、新たな名物となるのか、それともFIFAの商業路線を象徴する演出となるのか、大きな注目を集めそうだ。