ロッテ・岡村了樹(撮影=岩下雄太)

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 ロッテのドラフト6位・岡村了樹(富島高)は、ファームで62試合に出場して、打率.265、4本塁打、11打点、守っても捕手ではチーム最多の57試合に出場し、チームトップの46試合でスタメンマスクを被る。攻守にファームで実戦経験を積んでいる。

 岡村は5月8日の取材で「バッティングはあんまり気にしていないというか、バッティングもしないといけないですけど、まずはピッチャーとゼロに抑えることを一番にやって、それが良くてバッティングという感じですね」と、打撃よりも守備を第一に考えていることを明かしている。

 その中で、7月1日のオイシックス戦では「スローイングが悪いので、一緒にコーチの人と練習しています。練習でやっていることが試合で出来たので、それは良かったのかなと思います」と1試合に2つの盗塁を刺した。

 守備に力を入れて取り組む中で、「配球、リードの部分は良くなっていると言いますか、意識してやっているのでそれはいいのですが、パスボールがちょっと最近多い。そこをもっと意識して取り組むことと、スローイング2つ刺したことは刺しましたけど、まだ阻止率とかも2割台。(盗塁阻止率)3割を目標にやっているので、ここからもっと刺していけるようにやっていきたい感じですね」と、課題を口にした。現在盗塁阻止率はファーム・リーグ東地区トップの.275で、3地区の中では中地区の巨人・山瀬慎之助が記録する.481に次いで高い数字だ。

 守備もそうだが、“打てる捕手”としてバッティングにも期待したくなる。5月17日の楽天二軍戦、1−4の6回無死走者なしの第3打席、藤原聡大が2ボール2ストライクから投じた5球目のストレートをライトスタンドへ放りこむ一発。身長172センチ、体重77キロと小柄ながら反対方向へ本塁打を放つパンチ力もある。

 ZOZOマリンスタジアムで行われた5月26日の中日二軍戦では、1−2の2回一死走者なしの第1打席、松葉貴大が1ボール2ストライクから投じた135キロのストレートをレフトスタンド中段にZOZOマリンスタジアム初本塁打を放てば、4−4の6回一死一、二塁の第3打席、高橋幸佑が1ストライクから投じた2球目のスライダーをレフトへ決勝の2点適時二塁打を放った。

 6月19日のハヤテ戦、1−0の3回無死走者なしの第1打席、野村裕樹が投じた初球の121キロチェンジアップを三塁線にセーフティバント。ピッチャーのファンブルを誘い出塁。

 ファームの月間打率を見ても、3・4月が打率.240、5月が打率.222、6月が打率.281、7月もここまで月間打率.556、6月以降の打率は.341と、打撃面でも成長した姿を見せる。

 「まずは守備からしっかりゼロで抑えることを目標にやるのと、バッティングは自分のスイングをしっかりやりたいと思います」。将来、マリーンズを背負う選手になるため、今はファームで自身の課題と向き合い、一歩一歩階段をも登っていく。

取材・文=岩下雄太