ジェンダーレスに対応する男女共用セパレーツ水着

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 梅雨が明ければ夏本番、プールの季節を迎える。創業80周年の水泳用品メーカー「フットマーク」がこのほど、「学校の水泳授業で着用する水着に関する意識調査2026」の結果を発表し、3年前の前回調査に比べて、スクール水着をめぐる環境が大きく変化していることが分かった。

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 同調査は2023年に続いて2回。小学5年生~中学2年生と、その保護者1200組を対象として今年5月に行われた。

 まずは「ラッシュガード」の着用率の高さが注目される。ラッシュガードとは、水着の上から着用し、肌の露出を抑えながら、紫外線、日焼け対策に役立つ被服のこと。その着用率は前回比約18ポイント増の56.5%に達し、許可校も78.8%に拡大。着用する理由の1位は「紫外線対策」(67.4%)で、2位は「肌を露出したくない」(43.7%)。2位の理由のように「体型や露出への心理的な意識から着用するケース」も多くみられた。

 また、ジェンダーレスに対応する「男女共用セパレーツ水着」の着用意向は全体で67.5%。女子は68~74%が「着たい」と回答し、男子でも全学年で約60~65%が支持。性別・学年を問わず幅広いニーズが確認された。同社の担当者は「着用希望の数値に反映したかのように、実際の販売数も昨年比104%増になっています」と補足した。

 さらに、学校プールの設置率が減少する中、水泳授業が「好き」と答えた子どもは62.2%と多くを占めた。一方で、「着替えが面倒」(35.5%)、「体型が目立つ」(25.2%)など水着への不満を持つ児童・生徒は男女を問わずに存在しており、「理想の水着」と問うた設問には「着替えがしやすい」(53.8%)を求める声が最多となった。

 「水泳授業の意義とは何か」という問いに対しては、子どもの79.1%が「水泳が上手になりたい」と回答。保護者の71.1%も水泳授業を「重要」と答えており、重要な理由の1位は「泳げることが命を守ることにつながるから」(67.3%)だった。同社の担当者は「双方の期待が重なる中、すべての子どもが安心して水泳を楽しめる環境づくりが求められています」と付け加えた。

 時代とともに変化を遂げてきたスクール水着。同社では「セパレーツ型の登場以来、機能や付加価値を備えた水着へと進化が続いています。ラッシュガードの普及もその流れのひとつであり、個人が着たい水着を『選べる』選択肢が学校現場でも広がりつつあります」と説明している。

(よろず~ニュース調査班)