【岡田牧雄氏インタビュー中編】デアリングタクトは突然変異!? サンデーサイレンスなど「突然変異の子が一時代を築く」
競走馬の国内最大のセリ「セレクトセール2026」(北海道苫小牧市・ノーザンホースパーク)が7月13、14日に迫る。2日目の当歳セッションに「デアリングタクトの2026」を上場する岡田スタッドの岡田牧雄代表に単独インタビュー。無敗の牝馬3冠馬に“世界一”の父イクイノックスを配合して生まれた牡馬への期待の高さを語った。中編ではデアリングタクトの優秀な母親ぶりや魅力、産駒のセールスポイント、牧雄氏が競馬界の一時代を築く馬の持論について語る。(取材・構成=浅子 祐貴)
―繁殖2年目のデアリングタクトに、ケタが違うと思ったイクイノックスを配合した。
「イクイノックスを付けてどんな子供が生まれるのかなって。本当に見てみたいっていう競馬ファン的な感覚で付けた(笑)」
―生まれた時の第一印象は。
「とにかくきれいな皮膚感と筋肉で、これはすごいなって。1週間ぐらい経って見た時も、やっぱり筋肉の質の良さは“違うなこれ”っていう風にすごく思ったね」
―ここまでの成長過程。
「私が思い描いた以上の成長過程じゃないかな。筋肉の付き具合が他の馬と違ってボリューム感がすごく出てきているよね」
―デアリングタクトはどんなお母さん?
「デアリングタクトの子育ては1歳の初子もそうだけど、すごい運動量。彼女の育成時代もそうだけど、自分の運動が激しいから、子供もついていくのが大変で運動させられる。そんな感じの教育方針みたいなものがあるんだけど(笑)。2番子も同じようにやっていて、一生懸命に運動している」
―繁殖牝馬としても優秀ですね。
「初子から本当にいいお母さんで、受胎はいいし、子供はかわいがるし、母親としても3冠をあげたいくらい、三拍子そろった母親。子育ては抜群」
―取材前の放牧地では親子で少し離れたところにいた。
「最近は母親のそばにいる時間が減って、そばにいないことが多い。独立心や自立心がすごい」
―自立心は大事?
「人間と一緒で絶対にそう。(G1・3勝の)タイトルホルダーもぽつんと1頭でいたし、そういう馬って意外と走る。そういう自立心旺盛なところは、競走馬でも大事な要素だと思っている」
―2番子を含むデアリングタクト産駒の魅力。
「持論だけど、ノーザンダンサーやサンデーサイレンスはきょうだいが本当に走っていなくて、はっきり言うと突然変異。そういう馬たちが種牡馬で一時代を築くと思っている。繁殖も同じことが言えて、デアリングタクトも突然変異の成績。その部分で子供の競走成績には自信を持っているというか、とんでもない馬が生まれるのではと、期待している」
(後編に続く)

