【七夕賞】幾多のケガを乗り越えてバトルボーンが重賞初Vへ燃える 陣営「タイトルを取らせてあげたいです」
◆第62回七夕賞・G3(7月12日、福島競馬場・芝2000メートル)=7月7日、美浦トレセン
年月を経るごとに思いは募るばかりだ。7歳夏を迎えたバトルボーン(牡、美浦・林徹厩舎、父シルバーステート)は、悲願の重賞初制覇へ手が届くところにきている。過去3年で右前脚を2度、24年には左前脚の手術を受けるなど、ケガとの戦いも乗り越えてきた。田中助手は「タイトルを取らせてあげたいですね。それこそ骨折がなければ、普通にタイトルを取れた馬だと思います」と、“七夕の願い”を言葉にして託した。
右前脚の骨折による約1年間の長期休養明けを2度使って、順調な調整過程を踏めているのは何よりだ。前走のメトロポリタンS(3着)の後は短期放牧を挟み、6月18日に帰厩後も脚元を考慮して坂路中心とはいえ本数を重ねてこられた。同助手は「ここ最近では一番順調にこられたかなと思います。7歳ですが、11戦しかしていませんし、やっぱり馬はフレッシュな感じがあります」と好感触。この日は美浦・Bダートコースを2周した後、軽く坂路を駆け上がって翌8日の追い切りに備えた。
21年11月の2歳新馬(東京・芝2000メートル)はダノンベルーガに0秒3差の2着に敗れていたが、その当時から素質の片りんはあったという。「新馬の時から全然違いました。背中が良くて、これは走るなと思いました」と田中助手。あとは結果だけだ。
(坂本 達洋)

